第7話 一緒に逃げよう。夕焼け

なんで捨てないの?

なんで私が連絡したら連絡返すの?

そういう中途半端嫌いなの。

って怒りたかった。

怒ったって無理だよね。貴方はみんなに優しいもん。

それが嫌だったの。

私だけ見て欲しかった。

やっばり、理系はそういうもんなのかしら。

(偏見に見られたらごめんなさい)

色々考えながら…彼の前に居る。

「あのさ、薬とリスカの件だけど」

「俺のせいだよな?俺が救ってれば、お前はそんなことしなかった。」

私は

「それは無い。本当よ。ないからそれは…。私がもっとわがままな方が良かったとか?知ってるよ。
私だってそんな生き方したかった。無理だって。私はそんな生き方出来なかった。素直になれるわけも無かった。」

彼は

「これから生きていけばいい、人生やり直しきくから。生きてる。君はちゃんと…生きてる。
嫌でも生きてるんだよ。だから自分を大切にしてくれよ。ね??」

と私を泣かせに来た。

私は

「分かってる。あんたよりいい彼氏に会って見返す!
今、決心した!あんたに言われて(笑)(笑)(笑)

もう負けない。自分になんか負けないからっ」

彼は…

「おん、俺も負けじと頑張るわ。ほんとにサヨナラでいいの?」

と言ってきた。生意気だ。

「は?私は…もう、決意したの。あんたに負けないで生きていくって。私はあんたに負けないように生きるだけだし(笑)」

と笑いかけた。

絶対負けない。人生楽しまないとね。

跡が残っちゃったな。悔いが残ったなぁ。

もういいや、取り敢えず、前向こう。

彼奴見たらイライラしてきた。

私も負けないで生きる。それが彼に向けての償いだよな。

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