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意思が曖昧で迷走し続けた就職活動



はじめに

初めまして。私は大学4年生の心理学について学んでいる文系学生です。
私が心理学を専攻した理由は、人の考えや行動などについて興味を持っていたからです。
私の性格の弱みとして、優柔不断や心配性、自分の意思が弱いところなどが挙げられます。
反対に強みとして、人の為に何かをして喜んでもらえることが自分のやりがいとなり、もっと相手の力になるために自分も成長したいという考えを持っています。

私は、大学3年生の6月に合同説明会に参加し、私の就職活動が始まりました。それからの約1年間、やりたいことが定まっていない私は業界や職種、自分の将来など様々なことで悩み続け、内定承諾までに至りました。今回は、この約1年間についてまとめていきます。

介護業界を見ていた時の葛藤

私は、最初に自己分析をしっかりやらずに就職活動を始め、オンラインのインターンシップに参加し、その流れで選考に進んでいました。

最初に見ていたのは、介護業界と人材業界です。
なぜなら、業界研究をしっかりやっていない私の狭い視野の中で、人を直接支えることができると思ったのが介護と人材だったからです。

インターンシップの日程の関係で、3年生の10月頃から介護業界をメインに選考を受けていました。
業務が大変なことも、他の業界よりもワークライフバランスを優先することが難しいことも分かっていたため、覚悟をしていたつもりでした。「人のために仕事ができるし、将来性もあるし、高齢者の方も好きだし・・」と自分に言い聞かせながら。
しかし、周りからの反対や心配の声が多かったことも事実としてありますし、やりたいこともなかった私は自分軸もないため、ずっと決めきれずにいました。
それに加えて、説明会や面接をしてくださった社員の方々の多くは、転職して介護業界に来たという方が多かったのです。言い方がとても悪くなってしまいますが、今や転職が多くなってきている時代で中途採用の人が多い中、貴重な新卒を使っていいのかという悩みもありました。

そこで介護業界の中で1番志望度が高い企業から内定をいただいたため、これを機に他の業界もしっかり見てから決めようと思い、次に人材業界をメインに見ていくことにしました。


人材業界を見ていた時の葛藤

私は、これまでに人から相談を受けることが多く、感謝をしていただいたことや、褒められることが多かったため、傾聴力などには自信を持っていましたし、誰かに寄り添うことが好きでした。そこで、悩んでいる人から相談を受けるという観点でキャリアアドバイザーの仕事が自分に向いているのではないかと考えました。

私が人材業界をメインに見始めたのは2月です。それまで就職活動をやっていなかったわけではないのですが、また1から始めるという現実に焦りを感じていました。そのため、手当り次第説明会の予約をし、1日に3つ説明会や面接があるという日が毎日続き、追い打ちをかけていました。

そんな時に私はスカウトアプリにて、inteeのメンターの方と出会いました。メンターの方が私の現状を知り、自己分析から一緒にやっていくことを提案していただきました。それによって、自分についてしっかり知ることができましたし、考え方や大切にしたいことも少しずつ明確になっていきました。
私は、自己分析によってワークライフバランスは大切にしたいと思っていることも分かりましたし、数字に追われながらやることは苦手ということも分かりました。しかし、誰かに認められることが私にとって成長やモチベーション維持のために大切なことも分かりました。

私の中のキャリアアドバイザーは、就職活動や転職活動の仲介役、人の相談に乗れる、土日休みの企業が多いというイメージでした。しかし、説明会や選考に進むにつれて現実はそんなに単純ではないことを知りました。それは、キャリアアドバイザーは営業職であるということです。営業職であるということは、数字を追うことや求職者の都合上、場合によっては土日出勤もやむを得ないということです。
ここが私の葛藤です。

面接官の方にも、「数字を追わなければならない営業職は会社に利益をもたらさなければならないため、時には求職者のためより利益のためを考えて判断しなければならないことがある。その反面、あなたの中の"人のため"という想いが強いため、ギャップを感じることも多いと思うし、どんな時もしっかりやっていけるかが少し不安」と言われました。私自身もその点は不安に思っていました。しかし、その分やりがいはとても感じられる仕事ですし、数字として結果が出るため、努力次第で認められる場はたくさんあります。

ここで、私は何を1番大切にしたいかを考える必要がありましたが、優柔不断な私は決断をするにも時間がかかりました。


最終決定

そんな中、私に合うかもしれない と事務職を紹介していただいたため、説明会を受けてみることにしました。そして、その企業の社風や事業内容に興味を持ち、選考を受けることにした結果、内定をいただきました。
そこで私は、前述した"何を1番大切にしたいか"を考えると共に、営業職か事務職かを決断する必要がありました。

その時の私の中で、以下のような葛藤をしていました。
営業職は、数字に追われ、場合によっては休日出勤もあり、時には利益を優先する必要があります。しかし、他者から認められる機会や、人を支え 感謝をしていただける機会も多いのです。
一方 事務職は、人を直接支えたり感謝をしてもらえる実感は少なく、成果が数字として出ないため 認められる場も少ないです。しかし、ワークライフバランスは整っており、数字に追われることもありません。
そんな時メンターの方に、「いつも事務職の人には助けてもらってて、自分にできないなって思うこともたくさんあるし、尊敬してる。」という言葉を聞き、事務職への意思が固まりました。
事務職でも、会社全体を支えることができますし、一緒に働く仲間から感謝をしていただく機会も多いです。そして、事務職にしかできないこともあるということに気付いたからです。


おわりに

私は全てを中途半端にしたまま、就職活動を始めたため、大きな決断を何度もすることになりました。そして、優柔不断な私にとってはその決断をするための時間や勇気が必要でした。そのため、焦りのせいで自分を追い詰めることになりましたし、時間もかかってしまいました。
私の経験から言えることは、自己分析や業界研究は本格的に就職活動を始める前にしっかりやっておいた方が、その後の自分の就職活動に必ず役に立ちますし、焦りを感じずに自分のペースで進めることができると思います。

就職活動で迷走し、たくさん悩んできましたが、最終的に事務職に決断したことに後悔はありません。心配性な私は、働き始めてからのことも不安に思っていますが、やってみないと分からないことはたくさんあります。自分が"今"最適だと思った選択をし、とりあえずやってみることが大切だと思います。やってみて違ったら、また自分と向き合って考える時間はありますし、その選択を正解にしていく努力も必要だと思っています。そして、転職が多くなってきている現代は、大きな決断をするにはとても良い時代だと思います。この時代を有効活用していこうという気持ちで選択していくことも1つの考え方です。今書いた内容は、今後もずっと私に必要な考え方だと思っています。

そして、inteeのメンターの方にはいつも親身になって相談に乗っていただき、たくさん助けていただいたので、とても感謝しています。本当にありがとうございました。
https://intee.jp/student/referer?introducer=fOnJl0KMgVsFNI04yynC1w%3D%3D

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