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日々 金曜日の夜、本、わたし

指先から煙草が落ちたのは、月曜の夕方だった。

ということで、向田邦子さま。
好きな冒頭でございます。

新潮文庫のプレミアムカバーに心が躍った金曜日の夜。



仕事帰りに大きな書店に寄るのが好きなのですが、金曜日の夜は格別です。
食事や呑みに行く人が多いせいなのか、比較的人は少なく、店内は落ち着いているのです。
そして少し、ほんの少しだけど寂しさのようなものがある。

わたしはそこに格別な良さを感じてるんだと思います。

予定の無い金曜日の夜には書店散歩をする。
BARでまったりお酒を愉しむように、わたしは書店で本を眺めて手に取って、延々と。


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