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おにぎり日報8下世話な話を海苔に巻く

昨日は離れて住む姉や甥っ子姪っ子たちと祖母宅でちょっと集合の日。このご時世で集まることには賛否あるでしょうが、お正月以来の集合は楽しかった。

話は尽きず、ワクチン接種のことから受験のこと、総裁選や芸能ニュースなど普段のり夫と二人で暮らしていると興味がなくて全く入ってこない話題があったりして、ふむふむ、と面白く聞く。
その中には某やんごとなきお嬢さんの結婚問題の話もあり、みんな概ね「ありゃどうにかならんのかねぇ」といった感想。

どうにもならないよねえ…と手巻き寿司食べながら思う私。

男の人に免疫がなく、多分あんまり触れ合いもなく、憧れだけが先行していて現状から逃げ出したい世間知らずのお嬢さんが、ちょっと女の人の扱い方を知ってる男に出会ってしまって(こんなに誰かに大事にされたの初めて!これが本物の恋!)ってのめり込んでしまうってきっと貧富も人種も関係なく古今東西よくあるよなぁ…。

相手は良いことしか言わないし、醜さや現実は親や世間に任せて夢と希望と切なさだけ吸ってればいいんだから楽しいよね。
その瞬間だけは嫌なこと忘れられる。むしろ嫌なことがスパイスになる。
お酒とかと一緒。
恋してる時って終始酔っ払ってるみたいなもんかもしれないな。

かわいそうなのは、そのお酒を飲むお金が国から出てるってことだ。
これは本人にしたら選んで生まれてきた訳じゃないから気の毒だけど、色々言われるし配慮すべき立場なのは仕方ないか…。
そうじゃなきゃ、ホストに貢ごうが売れないバンドマンと同棲しようが自己責任なんだけど…。

せめてもうちょいまともそうなお店で飲んだら?と言いたくもなるのだろう。

確かにあのお店は本人も身内も素行が良くないらしい。ただ、お嬢さんが騙されて可哀想というよりは、今だけでも楽しそうで良かったね、というのが私の感想だ。

でも、お嬢さん。
誰だって選んで生まれてこれるわけじゃないのだ。もちろん税金払ってる国民も。

などと口には出さず、みんなの話を聞きながら夜は更けゆく…。

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