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インターンシップで友人が搾取されてたかもしれない

作:相見美緒


深夜までやるインターンシップ

気のせいかもしれないけど、インターンシップで友人が搾取されてたかもしれない。気のせいであって欲しいけど。

とある就活コミュニティを通じて、プログラミングサークルに出会った。そこは、大学生が大学生にプログラミングを教えて作品を作り、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)にしようという場所だった。参加費に万単位でお金がかかるタイプのサークル。この教える側の大学生は長期インターンでプログラミングを教えていた。

で、問題なのはそこで知り合った友人が深夜問わずプログラミングの質問を受け付けてたり、無給でインターンレベルのことではなく営業等を行っていたこと。

私もプログラミングを教える側に誘われたんだけど、インターンシップに参加するための選考で友人を営業にかけろというものがあったんだよね。やってることがマルチ商法みたいなものだった。そもそも、受講料として安くても10万くらいかかるから簡単にはあまり勧めたくないものだったし。

そこで「はっ?」となってインターンは辞退した。マルチ商法みたいなことをやって選考に受かるなんてことはしたくなかったから(「営業はむりやりしないように」とのことだったけど)。友人を生贄に捧げるような気分だった。

話が少し逸れたけど、そのサークルではマルチ商法みたいな営業とブラック的な環境のにおいがプンプンしていた。実際、インターンをやっていた友人は「ブラックだ」とも言っていたし。

「良い子」を搾取する悪い大人

最近では、「バ畜」という言葉があるように学生のやる気を食い物にして儲ける悪い大人がいる。いい子であればあるほど、成長したいという気持ちが強いほど、悪い大人のいいように扱われる。

就活が早期化して、「早くガクチカを作らなきゃ」と奔走する学生を良いように利用していないか心配だ。一応言っておくけど、インターンシップを批判しているわけじゃない。むしろ、いち早く社会経験のようなものが積めるから良いと思っているよ。

だけど、搾取していいとは言ってない。意識の高い学生を搾取して、「成長できる」という甘い言葉で釣らないでほしい。

もしそんなにインターンシップに参加したいなら……

もしインターンシップに参加してガクチカを作りたいなら、大学や県のホームページを通じて企業に応募すればいい。

大学のキャリアセンターから応募できるものもあるだろう。私の大学では、授業でインターンシップに参加できた。実践的だったし、当たり前だけどホワイトだったよ。

県のホームページでもインターシップを県を通じて応募できるところもあるから探してみて。例えば、今話題の安芸高田市長の主催するインターンシップだったら、短期間で実践的な町おこしのインターンシップが開催されていたよ。

こういう風に、信頼できる機関を通じてインターンシップに参加できるところはあるから、インターンに参加したい人はちゃんと自分で調べて参加してみてね。