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最寄駅からの帰り道、思いがけず美しい月に驚く。

昼間の大雨が嘘のように
むしろだからこそか
なんて
情緒的な空に月よ。

家についてエレベーターで自分の階は押さず
そのまま最上階へ向かう。

さらに階段で屋上に向かう。

わぁ、やっぱり。。

この月は何だろう、
信じられないほど美しい。

都会の建物で多少でこぼこした地平線は思いのほか遠く
この空も遮るものなく充分なほど広い。

いつもどおり誰もいない。
安心して鍵のかかった柵をまたいで飛び越え
一番月に近いところへ。

ありがとう。

あの大雨があなたを美しく見せてくれている。
数時間後に出会う太陽があなたを輝かせてくれている。

今のあなたに過去も未来も全てある。
そしてあなたはこんなにも美しい。

天照大神が岩屋戸に閉じこもったとき、
隙間から差し出された鏡に映る自分の姿のあまりの美しさに驚いて、
こんな美しい人は知りません、一体誰ですか、
と閉じこもってちゃいれないと表に出てきた話を思い出す。

その美しさに
一瞬で目も心も奪われ
高鳴る胸に怖れも忘れ
思わず一歩前に踏み出して
もっと知りたい、
もっと感じてみたい。
もっと可能性を試したい、
一緒に手を取り歓び舞いたい。

目に映るもの
心に映るもの。

見たいもの
感じたいこと。

今ここにある真の姿。

(写真は社名を変えたと友人がくれた名刺の裏面;
「きのう見た月は綺麗でしたか。」
“Did you see the moon last night?” )

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