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<天気の子>


みなさま、今日は金曜日ですよ!今日頑張れば、明日から土日です頑張りましょう!

そんな私は今週の月曜日に仕事に行ったので今日は振替休日をいただいております。三連休⭐️


最近、新海誠監督の「天気の子」を観に行きました。

まず映画館で映画を見るということ自体が久しぶりで。

そして、私は実は「君の名は」をリアルタイムで観ていません。

観たのは確か、公開から約1年半後かな?

そして、一緒に見ていた人に解説もしてもらいながら見たのですが

全く理解できずに、ただただ音楽と画が綺麗だと思って観てました。



そういう前提があったので、ちょっと疑ってました。

このノート、レビューは少しネタバレを含むかもしれません。注

でもとても良かった映画でした。今風に言うと「エモい」?笑

ちなみにエモいは、7年前ほどの高校生の時から、私は使っていたんですけどね笑


最初に思ったことは、もし天気を操れたら…って考えたことあるなあと。私たちって子どもの頃から、大人になって、お年寄りになって…って成長していく中で、天気が関係してるイベントをたくさん経験すると思うんですよ。小さい頃だったら、運動会とかピクニックとか夏祭りとか雪降って欲しいとか!

大人になったらば、それらを運営したり、仕切ったりする立場になったり、あとは、晴れることで利益が増えたりするとかね、、、。

でも、そんな魔法みたいな力がこの映画の中では存在してる、、、って言うことに感動しました。100%晴れ女って素晴らしい。

でも私はなんとなく、序盤でこの100%の能力には代償があるんじゃないか、、、?帆高あまり陽菜ちゃんを働かせ過ぎるなよ、、と思っていました笑


ネタバレを含みますけど、六本木ヒルズのスカイデッキのシーンはすごく綺麗だったし、あんな場所で花火なんか見れたら、大特等席じゃん!と


その次に思ったことは、空を題材にしてくれて本当にありがとう!と個人的に感謝しています。

空って、おそらく昔からあるから、誰もが小さい頃に「空ってなんだろう?雲の上には何があるんだろう?雲の上に乗れたりするのかな?」って考えたことあると思うんです。だから飛行機とかヘリコプターとかを作ろうって考えた人たちいたし。風立ちぬみたいにね。

誰もが考えたことがある夢を映画を使って叶えてくれてありがとうございます。夢がいっぱい詰まっていた!



最後に思ったことは、主人公の帆高くんがまっすぐで素直で、とてもじゃないけど今の自分と比べて、綺麗すぎて情けなくなってしまいました。

今年で私は23になりますが、やっぱり年を重ねるごとに、精神的な意味での行動範囲がとても狭くなっていっている気がします。

金銭面では、高校生・大学生・社会人になっていくに連れて、電車や飛行機、車など移動手段に対して払えるお金が増えるので、子どもの頃には考えられないほど遠い場所にも行けると思います。

でも、私がここでいう精神的な行動範囲っていうのは、行動に移そうとした時に頭がどう考えるかということをさしています。

これは正しい例えではないですが、お店に行って目の前に欲しいものがあるけれどお金が全然足りない。でもそんなにセキュリティの高いお店じゃないから、自分のバッグに入れようと思えば簡単に入れることができてそのばを離れられる。でもそうしないですよね、普通は。それは、捕まってしまうからですよね。

なぜ、捕まってしまうのが嫌なのか。それは捕まってしまうことで、まず自分に逮捕歴ができ、今後の仕事や収入、または結婚にも関係してきます。この罪がもっと重いものであれば、家族から縁を切られる場合もあると思います。逮捕=自分の人生を狂わす、という考えになると思います。

成長していく中で、やっていいことととそうではないことを、周りを見ながら自然と学んでいくので、善悪の判別がつきます。さらに、自分が関わる全ての行動の結果が、自分にとって悪影響かそうではないかを考えて行動すると思うんです。

映画の中では、小栗旬が演じているライターの須賀さんが、この大人の気持ちや頭を表現している気がします。帆高が警察に追われていると知った時に、居候させている家から出てけ、と言います。高校生くらいの時に観たら、須賀さんのこと理解できなかったかもしれないけど、今なら少しわかる気がします。

でも、帆高は心で、想いで行動している気がします。

この先の自分自身の人生のこと投げ出して、

人柱になった陽菜ちゃんに会いにいく。

それほど自分にとって大切な人がいるってすごく素晴らしいことだと。

そしてそんな陽菜ちゃんも、帆高を3年ほど待って最後に会えて良かったと思います。普通なら3年ってお付き合いでもかなり長い方で、若いとこんなに長いのって珍しいけれど。

帆高にとって陽菜ちゃんは大切な人で、でも陽菜ちゃんにとって帆高は大切な人でもあり自分を救ってくれた人でもある。なんか自分が女性だからか、陽菜ちゃんに感情移入をしてしまいがちではあったんですけれど、陽菜ちゃんが待てる気持ちがわかります。常識じゃ通用しない気持ちの世界で繋がっていると思います。

そんな姿を見ていたら、なんだかそういうまっすぐな気持ちは、私からどこに行ってしまったんだろうと。まだ、こういう気持ちを持って夢を目指したり、大切な人を守ったりできるんじゃないかと勇気をもらいました。

そして、こんな風に思ったシーンから最後までずーっと大号泣でした笑



あとは、これはいろんな人から聞きますが、絵が綺麗らしい。

そんなことよりも私は、よく行くことがある新宿の描写がすごく詳しくて、そのもので、早速聖地巡礼してみたくなりました。


曲もとてもいい。タイミングがとてもいい。

「夢に僕らで帆を張って 来るべき日のために夜を越え

いざ期待だけ満タンで あとはどうにかなるさと肩を組んだ

怖くないわけない でも止まんない

ピンチの先回りしたって 僕らじゃしょうがない」

これ、帆高と陽菜ちゃんのことだけじゃなくて、登場人物全員のことだとお思っているというか。映画観た人全員に響いて欲しい歌詞です。


私の話ばかりで申し訳ないですが、私は今勤めている会社にずっといるつもりはなくて、もっと本当に自分がやりたいことがあって、それをやるためにお金も貯めるし、機材も買うし、いろんな映像ものを見るし、会社で基礎を学んだりしています。だから、今私は自分の将来を考える時に絶望も何もないんです。夢や期待が膨らむばっかりなんです。でも怖い時もあります。それでも、すごくやりたいことだからそれ以外には考えられないです。

だから、聞いてると自分の思ってること

見透かされたのかと思ってしまいました。

このタイミングでこの映画と出会えて良かったと思います。




「天気の子」(2019)





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