私が選んだ人生

自分と深く向き合ってみました。
出てきたのは『産みの母』のこと。

私が4.5歳のときに
父と離婚をして家を出て以来、
ずっと会っていません。

母との記憶にあるのは
一緒に入ったお風呂の入浴剤の香りだけ。

あとは写真で見るだけでした。

出てきた感情は
『お母さんはどうして私を捨てたの?』
『私が悪い子だったからいけなかったの?』
『お母さんは私のことが嫌いなの?』
『お母さんは私と離れて平気だったの?』
『お母さんにとって私はどうでも良い存在だったの?』

両親は離婚をする際に
私と姉に
父と母、どちらと一緒にいたいか聞いたそうです。

子供の意見を尊重しようと。

産みの母は看護師だったので
姉を産んでからも姉を祖父母に預けて
仕事を続けていました。

そして私を産んだタイミングで
仕事を辞めたそうです。

なので姉は完全に
おじいちゃんおばあちゃん子。

姉は両親どちらでもなく
祖父母を選びました。

そして私は
『姉と一緒に居たい』と言ったそうです。

産まれてからずっと
一緒に居たのは誰でもなく
姉だったからです。

これは聞いた話なので
私の記憶にはありません。

そういう経緯なので
私はいつの間にかその事実を忘れ、
『私は置いていかれた』
という感情に置き換わっていました。

産みの母と離れ、姉と生きる。

それは
『私が選んだ人生』でした。

そう気づいた瞬間、母に
『一緒にいてあげられなくてごめんね』
『私の意見を尊重してくれてありがとう』
という気持ちが湧き上がってきました。

そして
「与えられて選ぶんじゃなくて
 その足で踏み出して」
という歌のフレーズが浮かんできました。

当時4.5歳の私が下した決断。
それが正しかったのかは死ぬまで分かりません。

でもその決断に敬意を表して
それを正しかったと言える人生を
これから送ることはできます。

私は幸せな人生だった、と。

さて、私の内側はそろそろ掘っても
何も出てこない気がして来ました。

涙で濡らした枕も
お洗濯したらリセット完了です!

さあ、そろそろあなたの内側を一緒に
覗き込んでみたくなりましたよ。

準備は良いですか?

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