タイパク13話 修行パート

来週終わると思うと、心が安らぐ。

精神と時の部屋

サイコロボットのサイコパワーで哲平は時間が止まった世界に入った。所謂精神と時の部屋である。ここで漫画の修行をするのだが…

第一段階:ホワイトナイトを書き直す。

スルーされていた46話問題は書き直しで遂に不意になった。そして796日をかけてホワイトナイト全194話を完成させた。時間をかけてそれでいいものがかけるような人間なのだろうか、まあ社会人になっても書き続けてあしかけ12年で読切を載せたのだから労働の手間がなければ書けるかもしれない。

第二段階:インプットが必要だ→満喫で漫画を読み国会図書館で本を読み漁る

何それ。普段からやっておけよ。精神面が満ちていれば漫画が書けると言う話をしていれば、こんな実利的な話はせんで済むのだが、わざわざするのなら漫画書く前に最初にやれよという話になる。どうせなら最初から国会図書館で漫画も歴史も読めよわざわざ無銭での満喫利用をしなくていいと言うのもある。

次に自分の実力に頭打ちを感じるとはなんなのか?みるにネームしか書いておらず画力はあがるべくもないのに、実力の伸びの何を実感するのか?自分で満足のいく話がかけてホワイトナイトにふさわしければ満足なのか?誰もそれを見てくれないのに

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うーん成長してないね。まあイツキにしたって10年ほど完璧主義を拗らせて、一人でやってんだからこの世界の作品は知識と土壌に雨だれが石を穿つような努力があればいいのだろうと適当に解釈しておこう。

第三段階:ホワイトナイトを再度書き直す

どうせダイジェストにするなら、第一段階要らんやん。

「できたこれが…!究極のホワイトナイトだ!」

哲平の目が肥えているのがそもそも前提としてあるインプットだがそのインプットによって何が変わりどう究極なホワイトナイトができたのだろう。徹夜すればなんとかなるといい努力至上主義な古典ジャンプ世界観が敷かれている。じゃあインプットなんてわざわざ現実的な理論努力の要素を入れてくる妙なバランス感覚はこの漫画を非常に奇怪でチグハグに見せる。

第四段階:5回目のホワイトナイト完結

ホワイトナイトという教本を書き上げることが成長に繋がるのか?っていうか究極じゃなかったのか?何を目的にしてるかを言ってもらえないと何やってんだ感がすごい。どうせ独りだし、普段はあんなにいう独り言をほとんど言わんので今回はもう本当に意味が分からない。

第五段階:オリジナルの18作品目完結

ポッポー!ドクズの虫のみなさーん!約35年目ですよ〜

ホワイトナイトを利用してねぶり尽くすのにも飽きたらしい。ホワイトナイトを超える作品を描くらしい。言ってはいけないんだろうけど、夢で見たときにまずはそれに燃えるスピリットがあれば良かったのにね。かっこいい風のシーンに大体パッとケチがついてしまうのはいかがなものか。自分が捻くれているだけな気もするが。

第六段階:そして…

今までずっと俺には描きたいものが無かった!でも思い出した!君に伝えたいことがあるんだ───!

漫画を描き始めた動機があってそれがトートイみたいな話にもっていくのだろう。いつまで経っても救うべきヒロインは出てこないが、救われるならいいんじゃないですかねという感じ。

1ページ目にアイスをこぼした男のアイスを戻してやったりかっこいい見開きをしているが試練をスタートラインに立ててない男が乗り越えて見せても困ると思っている読者はどれくらいいるだろう?

ちょっとしたツッコミ

アイノをこの空間に入れたら?というのもある。しかし身体的な理由を排したところで勝手に漫画書いて満足するんだから延々と描き続けるか描き終えて満足してそのまま出てこないか、はたまたやっぱり糸が切れた人形見たくなるかもしれないし、そもそも成功する確証もないので生命至上主義のサイコロボットは選ばない手であるように思われる。

時間停止空間が都合が良すぎるというのもある。飯やら排泄やらで腕のある作家ならそれで一本話がかけるだろう。打ち切りのためにやむなくカットされた部分とすれば運良く許してやるよ。

「もう俺の心は壊れない」壊れたことあったっけ、いつのまにかハードルを乗り越えた風にするなよ。

終焉

来週終わるとのことで楽しみ。総括は書くまでもない。だってダメなところ大体毎週同じだから。また来週。




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