君の海外出張　～モヤモヤした不安の正体～

君が海外出張に行こうか悩んでいると聞いたとき、僕は反対していたよね。僕は理由なく何故か嫌な気持ちを持ったんだ。

自分でも「君が忙しくなる」以外の理由があまり分からなくて、モヤモヤしてた。

そして、君と久しぶりに手を繋いで歩いて、君の会社のK社長とすれ違ったとき、理由が分かったんだ。

僕は、そのことを何度か君に話そうと思った。でもその度に、「そんな下らないことを心配してる器の小さい男」だと君に軽蔑されるだろうなって思い、ずっと言えずにいたんだ。

ずーっと引っ掛かってたのは、Kさんのこの言動だった。

君：　私、Kさんに微妙なことされたことある…　上半期打ち上げみたいなのの二次会で、席が隣で私が足組んで座ってて、右足と左足の隙間を靴のつま先でつつかれてた。たまたまかもしれないけど、私は気づかないふりした〜

君：　入ったばかりの時も、部屋に呼ばれてメールアドレス教えてって言われたんだけど、あまり意味もよくわからなくて、私、会社のメールアドレス言った

僕：　ニューヨークイベントも、君が変に巻き込まれて、ニューヨークアテンドお願いとか、打ち上げしよう、とかありそうで、ちょっと嫌なんだ。
まあ、気にしすぎかもだけど。

君：　去年そう言われてたし、帰国したら是非一杯よろしくお願いしますってメール来てたけど、なにもなかったよ〜

2019年8月

多分、僕は、一連のやり取りの中で、Kさんの下心、チャンスがあれば的な空気を感じて、嫌な気持ちを持っていたんだと思うな。

だから、僕はさっき、君に

ランチなら安心だけど、
会食の後に飲みに行きましょうと言われても、
2人で行くのは、やめて欲しい

的なことを言ったんだ。

だからと言って、具体的に心配しているわけではないから、単に君に「気を付けてね」って言いたかっただけなんだけれども、言えずじまいだった。

君が今の会社で大切に扱われているのも知っているし、君が自分を守れる人だと知っている。

僕の考えすぎだと思うし、最近のKさんを知らないことからくる過度な妄想なんだと思う

何にもまして、そんなことを考えている自分が、嫉妬して束縛が激しいイケテナイ彼氏のようで、そんな自分がとても嫌なんだ。

ただ、君は僕にとって大切な存在で、やっぱり君は魅力的だし、男の勘でモヤモヤした気持ちがあるのも事実で、分かってくれた上で、「大丈夫だよ！」って笑い飛ばしてくれればホッとするのかもな。。

海外出張、頑張ってね！！大好きだよ。