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#神域リーグ チームゼウス観戦記_第13試合 ~寄りそう悪友~

概要 

天開司、変なやつ(麻雀)と付き合ってしまう。

神域リーグ第5節(第13~15試合)の、
チームゼウス視点アーカイブはこちら↓

※脚注
選手への中傷行為などに繋がらない様に注意されたい。公式からの案内を、記事最後の引用欄に貼付けておく。

また、本記事中の画像は筆者が大会ロビーから牌譜SSを拝借している。
卓や牌のレイアウトが本放送とは異なるが、ご了承頂きたい。

観戦記初回はこちら↓

前回観戦記はこちら↓


ハイライト

第5節。前節で浮上のきっかけを掴みつつあるチームゼウス。
先陣をきるのは天開司選手、卓を囲むのはこの4名。

チームゼウス:天開司選手
チームヘラクレス:千羽黒乃選手
チームアキレス:天宮こころ選手
チームアトラス:白雪レイド選手

そろそろ主催者補正があっても良い頃合いだが……!?


東1~4局


単騎パッツモ親被り
宣言牌のドラでダマ6400放銃
爆速3900に放銃
なんか6000オール
対面のド高め3000/6000ツモ

書くこと無し!閉廷!!
と、天開司選手の記事が2回連続でどうにもならなくなるところだった。

主催者がこんなに細くて良いのだろうか。
残り500点で南入し、最後の親番を迎えてしまう。

致命的なミスによる放銃があったという訳でもない。
麻雀の理不尽さが彼を選んだ。ただそれだけの事。


南1局 0本場:起死回生の寄せ

つらすぎる状況から開いた配牌を見て、
天開司選手はこじ開け、切り開く道を探る。

初打1s

ホンイツに一直線の索子ターツ払い。
「打点意識が見についてきた」と、
たろう監督が応援配信でも褒めていたように思う。

レイド選手から18000点のロン和了り

別色のホンイツへ向かった千羽黒乃選手が、ドラの南を抱えていた。
重ねて鳴くことに成功し、見事な高打点で一気に復活!

麻雀の魅力のひとつ、「寄せ」に目覚めた天開司選手。
しかし、この魅力ゆえに……彼に悪友が憑き纏うことになる。


南2局 0本場:難しい局面

2着浮上を狙う天開司選手。
この局は配牌ドラドラながらも、中盤に難しい局面を迎える。

ツモ3p、打3s

天開司選手、ここでは役牌を強いとみて打3s。
検討配信でも難しいと言われていた場面。

鳴きやすそうな中を強くみるか、
それともタンヤオへ向かうか。

筆者の私見にはなるが、打中でタンヤオに向かうのがやや有利に思う。
ドラの8pポンだけではなく、ツモ4sや赤5sといった変化もあるからだ。

タンヤオに”寄せる”、という考え方もできよう。
片山まさゆき先生の作品「雀術師シルルと微差ゴースト」にも出てくる表現だ。

もちろん、中を意識した進行も間違ってはいない。
難しい判断が必要だったこの局は、結局両脇の二人テンパイで流局。


南3局 0本場:たぐり寄せる意志

ラス目ながらも、耐えて反撃を狙う天開司選手。
この局は固い意志が光る。

ツモ5s、打2p

浮いた字牌を抱えてピンズの辺張払い。
一撃を重く見た、ドラ単騎OKの構想。

候補としては4mもアリだろうか。
いずれにせよ、ドラの北を鍵とした進行はお見事。

1000/2000のツモ和了り

しっかり仕上がって、ドラツモ1000/2000!
追い上げて3着に浮上しオーラスへ。


南4局 0本場:寄ってきてしまった悪友

オーラス、2着浮上か3着死守か悩ましい点差。
事件はここで発生した

ここまで天開司選手がみせてきた寄せの意識が、
望まぬ悪友を連れてきてしまう。

第一ツモ西、打2p

天開司選手、あの有名な「三色おじさん」と付き合ってしまう……ッ!

赤を使い切り、リーヅモ赤で1300/2600なら2着浮上。
ここは明確に打8pが有利だといえる。

結果的に流局で済んだものの、
オーラスの条件づくりは成績にモロに影響する。

打ち破るには、点数計算の座学と実戦に尽きる。

検討でもたろう監督や鴨神選手から指摘されていたので、
天開司選手ならきっと大丈夫だろう。

仕切り直して、1本場へ。


南4局 1本場:悪友とは、麻雀そのもの

東場でひたすら厳しい展開を押し付け、
南場では難しい局面も交えて悩ませる。

その身で麻雀の理不尽を味わい尽くしたといってもいい天開司選手。
この日は最後まで、悪友に振り回されることになる。

配牌

これまでは一体何だったんだ、と言いたくなるゼウス配牌。
さんざん理不尽を叩きつけておきながら、急に優しい一面をみせてくる。

あっさりリーチ
あっさりツモ
ツモ牌が裏ドラ
ぴったり逆転

そう、悪友とは。
我々をひっかき振り回す、麻雀こそが其れだといえよう。

最後の最後に100点差でちょうど捲る確率なんて、どれほどのものだろうか?

オーラス満貫ツモ逆転が10%程度だと言われている(※1)が、
おそらくその比ではない難易度だろう。

それでも、結果2着で終えられたのは紛れもない事実。
高打点を逃さない意識で、天開司選手がその手で掴み取ったことには違いない。

ただ、やはり……
もう少しわかりやすくツイている半荘も見たい。
というのが、天開司選手やチームゼウス、ファンの総意だろう。

そのうち見られると信じて、今は耐える妙技も楽しもう。
総合2着浮上も見えてきたではないか!

それでは、今回はこのあたりで。
また次回の記事にて。


引用・参考

神域リーグ公式からのお願い↓

雀術師シルルと微差ゴースト↓

※1 点差についての参考サイト↓

神域リーグ本配信 第5節(第13~15試合)アーカイブ↓



次回観戦記はこちら↓


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