「はじめて」絵を学び始めて約172日目
日曜日の午後、いかがお過ごしでしょうか?
10年以上のお絵かき手癖を手放して、一から絵を学んで約172日目。
今回は「背景を描く」がテーマです。
実際に建造物をみながら描くのはハードルが高すぎる…でも、模写する写真はどうしよう。フリー画像はあるけど、実はフリーじゃなかったとか後々面倒だし。自分で撮……
あ。
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あれは私が20代前半…(なんか昔話始めたぞ)
ひょんなことから、私の手に舞い込んだCanonのフィルムカメラ。
デジタルカメラが全盛期になり始めた時期に、私はそれの虜になりました。
近所を散歩して、1人でバスに乗って、いろんな風景をパシャ。
現像するまで、ちゃんと撮れているか、思ったように撮れているか…ドキドキしながら馴染みの写真屋さんに写真を現像に行くのが私の楽しみでした。
そのアルバムが約20冊ほど、まだ手元にあります。その中からいくつかピックアップして描いてみることに。
昔祖父母が住んでた家の庭を描きます。昔の写真とはいえ個人情報なので元写真はちょっと伏せますね。
まずは全体の形をとります。写真をよくみて、どの辺まで木がせり出してるか?空の比率は?など。大体の配置を決めるので形は大雑把にとるように心がけ。
ちょっと細かく。地面のタイルは奥に行くにつれて密度感が出るように。背景を描くとき、YouTubeで吉田誠治さんの配信を聞いてます。すごく落ち着いた口調で、笑って、ズバッと現実的な事をおっしゃるのがとても好きで。背景屋さんなのに「背景は目立たせない。背景には死んでてもらう」っていう名台詞を聞いてたので、細かく描きすぎないように気をつけてみました。
このままだと背景しか描かなそうなので、人を仮で追加。
カラーラフにしてみました。奥の暗がりが目立ってしまうことに悩み…
実際塗ってみても、しっくりこない…
ので
ぶち抜きました笑
ここまで描くのに、ものすごくもちゃもちゃしました。
不透明水彩で右の木を塗ってたのに、途中からなぜか左側の壁はガッシュと透明水彩で塗ってしまっていて…左右のバランスの取れなさに絶望したり(ポンコ〜ツ)
前回と同じように、人は主線なしイラストで描きました。
このとき困ったのは「背景が現実を元に描いてるけど、私が描くキャラは結構デフォルメしてしまってるので、上手く馴染まない」という件。
何とか顔を小さくして頭身を上げて、馴染むように気をつけました。
色味を加工して一応完成。
一応としたのは「これは、汚れた餌入れとか脱ぎ散らかしたスリッパがあるとなお良さそう」と思ったからです。ごちゃつきそうな気もしますが。
さて、はじめて背景を描いて思ったこと
・どこかに塗りムラや白いところがあると悪目立ちする
・注目して欲しいところはコントラストをあげる(吉田誠治先生の教え)
・窓の反射の色は一色じゃない
・というか、背景を塗る時一色で塗らない
・背景を描くのは意外と楽しい
私がこの絵で一番に見てもらいたい箇所の順は、人の顔→手に持ってる首輪
です。
「人は人の顔に目がいく」と室井康雄先生(多分)から学んでたので、初見の人はきっと顔というか髪の毛を見てくれるだろうと。そのあとは、光で思いっきり大雑把に飛ばした手元。首輪。
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祖父母の家に、預かり犬がいたんですよ。知人が飼えないからって置いてった。でも、最後はその知人が引き取って…安らかな最期は迎えられなかった…と噂で聞きました。
老犬になってヨボヨボになるまで、幸せに暮らしてほしかった。なんて、ひどいエゴですが。絵の中では、毛に白毛が混ざるまで生きてたらなぁという、私の勝手な願望です。勝手ですね、人間は。どこまでも。
思いをのせて絵を描いたのは久しぶりでした。
背景、また練習がてら描きます。写真はいっぱいあるので。
修行は続く…
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