シングルファザーの生活

私はシングルファザー生活になっておよそ1年です。仕事は離婚前と同じ金融機関で働いています。そこそこ遠い田舎の両親を頼ったり、シッターを頼ったりしていますが、基本的に私が育児の全てを担っています。

娘は0歳児から保育園に通っています。朝は6時には起きてご飯の準備、8時に保育園に娘を連れて行き出勤、17時過ぎには会社を出て18時には娘を迎えにいって帰宅するスタイルで生活しています。
家に帰って娘のごはんを作り、お風呂に入れて寝かしつけをして。どこの子供もそうなのでしょうが、ご飯は好き嫌いがあってなかなか食べてくれず、毎回工夫が必要です。娘は海苔が大好きで、海苔ご飯、海苔味噌汁等、とにかく海苔だらけです。
お風呂に入れると、今度はパジャマを着てくれません。裸で走り回る娘を必死で捕まえて、なんとかオムツを履かせて着替えさせます。
夜は寝てくれず苦労しています。大体23時には寝ています。
夜が遅いため、朝はなかなか起きてくれません。朝はギリギリまで着替えてくれず、ごはんもギリギリ、毎朝格闘続きで、朝からヘトヘトです。
こんな感じなので、家に帰ってから仕事をすることは滅多にありません。正直無理です。

都心の保育園は設備も整い、先生も優しく、素晴らしいです。私のようなちょっと訳ありな家庭もしっかりサポートしてくださいます。私の離婚騒動でも大いに迷惑をおかけしましたが、丁寧に対応してくださいました。

私は残業はほとんどしません。それによって出世ができないかもしれませんが、どうしようもありません。会社は私の事情を理解してくれ、あまり労働時間に文句は言われませんが、もう少し働いて欲しいのだろうなという空気をヒシヒシと感じます。

私は金融機関に勤めています。専門領域はホールセールです。
この業界は報酬が高いですが、労働時間も強度も相当大きいです。出世している人は専業主婦家庭が多く、私のようなシングルファザーはまずいません。シングルマザーの超人は稀にいますが、相当子どもを犠牲にしているようです。

正直なところ、私は自分のキャリアと娘との生活を天秤にかければ、迷いなく後者を取ります。もう金融業界は引退かなと思っています。未練もあるといえばありますが、仕方ないです。これも運命かなと思います。