日本よ、これがヒーロー映画だ!『アベンジャーズ』レビュー

【概要】

2012年公開。MCUの6作品めにしてフェーズ1最後の作品としてアベンジャーズの結成が描かれる。
監督・脚本 ジョス・ウェドン
製作 ケヴィン・ファイギ

【あらすじ】

世界を救うために集められた最強のヒーローによる禁断のプロジェクト全世界興収10億ドル最速突破など、世界中で数々の新記録を樹立した話題のアクション超大作。地球侵略へのカウントダウンが開始された時、70億人もの人類の未来は、“最強”の力を持つヒーローたちに託された。彼らの名は、“アベンジャーズ”。だが、意思に反して集結させられた彼らはそれぞれの心の傷に囚われ、ひとつのチームとして戦うことを拒み続ける。次第に明らかにされる“アベンジャーズ”の知られざる過去と苦悩…。人類史上最大の敵を前に、果たして彼らは地球を救うことができるのか?それとも…?

https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers1.html

【登場人物】

トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr./藤原啓治)
 天才で金持ち。恋人との関係も良好。NYにスタークタワーを建設。今回のスーツは空中で装着できるぞ!
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス/中村悠一)
 70年の眠りから目覚めた超人兵士。あきらめの悪い男。
ブルース・バナー/ハルク(マーク・ラファロ/宮内敦士)
 放射線が専門の科学者。ストレスに弱い。最強候補
ソー(クリス・ヘムズワース/三宅健太)
 雷神。最強候補。精神的にだいぶ成長している。
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン/米倉涼子)
 S.H.I.E.L.D.のエージェント。元ロシアのスパイ。ハルク君係
クリント・バートン/ホークアイ(ジェレミー・レナー/宮迫博之)
 S.H.I.E.L.D.の弓の人。受難。
ロキ(トム・ヒドルストン/平川大輔)
 今作のヴィラン。幻術と洗脳を得意とする小物界の大物。好き。
フィル・コールソン(クラーク・グレッグ/村治学)
 S.H.I.E.L.D.のエージェント。憧れを前にするとかわいい。
マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ/本田貴子)
 S.H.I.E.L.D.のエージェント。フューリーの副官。美しい。好き。
エリック・セルヴィグ(ステラン・スカルスガルド/金子由之)
 『マイティ・ソー』に登場した博士。踏んだり蹴ったり。
ニック・フュ―リー(サミュエル・L.ジャクソン/竹中直人)
 S.H.I.E.L.D.の長官。

【よかった点】

①    圧倒的なアクション
 最終決戦での目まぐるしいアクションは◎。アイアンマンのビームをキャプテンの盾で反射させる連携攻撃とか、別のキャラのピンチを颯爽と助けたり、このシーンだけ何度も見たい。
②    ヴィランの魅力が最高
 ロキは本当に憎たらしいけど、どこか小物臭くて可愛げがある。トム・ヒドルストンが本当に好きになった。びたーんびたーんのシーン、好きです。
③    格好いい画作り
 バナーの「いつも怒ってる」のシーンとか、アベンジャーズが合流したシーンとか本当に格好いい。そこだけ切り抜いて格好いい画作りを邦画もやってほしいものです。

【悪かった点】

①    杖の力がトニーに効かなかったのはなぜ?
 胸部にリアクターが仕込まれていて生身じゃなかったから?あそこで万が一ロキに洗脳されていたら作戦もなにもあったものじゃないのに、確信無しで単身乗り込むのはよく分からない。

【まとめ】

 『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー』は戦争映画、『マイティ・ソー』はサンダル映画の要素が大きかったが、今作は怪獣映画の要素。この場合の怪獣とはハルクのことだけど。ナターシャ涙目
 ヒーロー達をちゃんと格好良く描いて、ヴィランをきちんと憎たらしく描いている。ヒーロー映画の基本がきちんと守られていて素晴らしい。
 今後の展開に関わる要素も出しつつ、1本の映画としての見どころをたっぷり作り、演者の力と併せてキャラクターの魅力を表現する。ほとんどケチつけるところが無い。いいエンタメ映画だと思う。

あとシャワルマが食べてみたくなる

評価 ☆4(ちゃんと面白い)

【今後のために覚えておくこと】

① 四次元キューブ(コズミックキューブ)には時空を繋げる能力がある。
  ⇒アスガルドで管理
②    ロキの杖(セプター)には人を洗脳して操る能力がある。
  ⇒S.H.I.E.L.D.が管理
③    スタークタワーが今後はアベンジャーズビルに。


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