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よし、じゃがいもを植えよう!『オデッセイ』レビュー

【概要】

2015年、アメリカのSF映画。
原作はアンディ・ウィアーの小説『火星の人』。
監督 リドリー・スコット
脚本 ドリュー・ゴダード

【あらすじ】

 人類による有人火星探査ミッション<アレス3>が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニーは暴風に吹き飛ばされ、死亡したと判断される。
 しかしワトニーは奇跡的に生きていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な 現実を直視しながらも、ワトニーは決して生き延びることを諦めなかった。
 やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった…。

作品HPより引用

【見る前の気持ち】

友人におすすめされていた作品。半年くらいスルーしていたのがさすがに心苦しくなってきたので、最近の台風で畑に出られない間にようやく見ました。

【登場人物】

マーク・ワトニー(マット・デイモン/神奈延年)
 主人公。〈アレス3ミッション〉のエンジニア兼植物学者。
 メンタルが強すぎる。
メリッサ・ルイス(ジェシカ・チャステイン/林真里花)
 〈アレス3ミッション〉の指揮官兼地質学者。70年代のディスコミュージック好きだが、これがワトニーを苦しめる。
リック・マルティネス(マイケル・ペーニャ/石上裕一)
 〈アレス3ミッション〉の操縦士でワトニーの親友。どうでもいいけど「主人公の親友」をやらせたらマイケル・ペーニャの右に出るものはいない
ベス・ヨハンセン(ケイト・マーラ/白川万紗子)
 〈アレス3ミッション〉のシステムオペレーター兼原子炉技術者。彼女の私物PCはワトニーをかなり支えたと思われる。
クリス・ベック(セバスチャン・スタン/浜田賢二)
 〈アレス3ミッション〉の航空宇宙医師兼生物学者。イケメン。
アレックス・フォーゲル(アクセル・ヘニー志賀麻登佳)
 〈アレス3ミッション〉の科学者兼天体物理学者。ドイツ出身。大家族の父親。
テディ・サンダース(ジェフ・ダニエルズ/郷田ほづみ)
 NASA長官。
ミッチ・ヘンダーソン(ショーン・ビーン/磯部勉)
 NASA〈アレス3ミッション〉フライトディレクター。ワトニー救出を巡りサンダースと対立する。

【よかった点】

①    絶望に負けない主人公
 火星に取り残されて、救出は4年後まで来ない。食料も水も足りない。完全に孤独な世界。そんな状況でも、死んだ時のために記録を取り始め、ソーラーパネルを直し、水を作り、ジャガイモを育て、ノリノリで踊り始める。
緊迫した状況を感じさせない主人公ワトニーの明るい性格は見ていて楽しい。本当に4年後まで生き残りそうでワクワクする
諦めなければ道は開けるとはいうけど、まあ、常人には無理だよね。

【悪かった点】

①    火星での生活パートをもう少し描いてほしい
上記の良かった点と関連するが、あまりにも魅力的に描かれているので、もっと農業するシーンとか観たかった。
②    じゃがいもの育て方
間違っているわけじゃないけど、種芋はうまく切れば3等分しても十分育つんだよね…。でもまあ、初めての土地で育てるなら、切らない方が無難と言えば無難か…。

【まとめ】

 SF映画としてシリアス過ぎないし、難しくないし、笑えるシーンもあってとても楽しい時間を過ごせるいい映画でした。おススメくれた友人には感謝だね。
 個人的にはMARVEL映画の人が3人出てたので、それも良かったですね。

評価 ☆4 ちゃんと面白い

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