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死にかけた

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人生で4回死にかけた話
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#感じる

死にかけた 3回目

小学4年か5年生位のとある日曜日だったと思います。 当時のスーパーやお菓子屋さんで販売されていた飴袋の中には、1個だけ大玉の飴が入っているという商品が結構ありました。 家族の中で大玉を争う存在などおらず(姉はいるが大玉に興味がない)、大玉は100%の確率でぼくのもの(もはや大玉はぼくで、ぼくは大玉。なんじゃそりゃ)。飴袋を開けたら、1番に大玉の飴を口の中に放り込むのはぼくの特権でした。 その日も、オレが大玉だぜ。みたいなドヤ顔でコーラ味の大玉飴を口の中に放り込みました。

死にかけた 2回目

たしか、ぼくが小学校3年生か4年生の頃。 善福寺川沿いを自転車で20分くらい走ったところにある、大宮八幡宮の隣にある公園へと遊びにいく途中の出来事でした。 当時は、常に新しい遊び場所を探して見つけ出すことが、なんだかトム・ソーヤじゃないけれど冒険のようで楽しかったんです。 ぼくは友だちと善福寺川沿いの道から外れて、大宮八幡宮の塀に沿って自転車で走っていました。天気は穏やかで心地よい風が流れ、新緑の葉が手を振っているかのような金曜日の午後でした。 最初は車道を自転車で走っ