NIKE SBの真っ白のシューズ、スケボーにできてファッションにできないこと、スケーターのやることに意味も理由もない話。
NIKE SBから出る真っ白のDUNK LOWとBLAZERが最高にカッコいいから、みんなを誘って撮影に出かけた。
今回リリースされるDUNKとBLAZERは、スケートショップ限定のISOシリーズ。ISOは、"In Store Only"の略で、スポーツ店はもちろん、NIKEのお店やオンラインでも販売されない特別なシリーズ。ISOは、NIKE SBがスケートボードカルチャーの中心にあるスケートショップに敬意を払い、サポートするためにスタートしたプロジェクト。「スケーターに最高品質のシューズを」というISOシリーズのコンセプト通り、アッパーのレザーは、柔らかく馴染みやすいし、カラーは、保守的なスケーターでも選びやすいベーシックでオーセンティックなカラーが採用される。特に今回は、オールホワイト。アッパー、ミッドソール、アウトソールすべてがホワイトの通称トリプルホワイト。NIKE好きにとっては、AIR FORCE1のトリプルホワイトは、絶対に持っておきたい1足だけど、NIKE SB好きにとっては、このトリプルホワイトのDUNKとBLAZERは、必ず玄関に置いておきたい1足になるに違いない。
真っ白のNIKE SBのシューズということで、撮影に誘ったスケーターたちには、真っ白でプリントも刺繍もない、完全に無地のTシャツを着てもらった。
真っ白のシューズとTシャツで決めたスタイリングも、シューズは、オーリーで傷つき、Tシャツは、あっという間に汗だくになり、転んで汚れてしまった。だけど、この汗じみや汚れには、人気ブランドのロゴや手の込んだテキスタイルでは表現できないカッコ良さがある。スケートボードが、ファッションと密接な関係にあるのは確かだけど、この、アンファッションなカッコ良さが、僕たちを虜にしていると思う。
撮影場所は、両端がバンクになった坂道。みんなどんどん坂道を下っていく。坂道を見たスケーターは、自然とアドレナリンが出てしまうのかもしれない。
スケーターだったら、バンクの途中にあるマンホールがあれば、通り抜けたり、オーリーで飛び越えたりしたくなる。どうしてそんなことをしたいのか、理由なんてない。スケボーをしたことがない人からすると、スケーターのやっていることは、よく分からないかもしれない。だけど、よく考えてみれば、野球のホームランにもサッカーのゴールにも、意味や理由はないじゃないか。できれば、これからも、意味や理由を求めず、真っ白のシューズとTシャツを汚しながら、スケボーを続けていきたい。
NIKE SB ISO TRIPLE WHITE DUNK LOW&BLAZER LOW GTは、8月20日発売。
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