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NIKE SB DUNK LOWとコンテストのためじゃないスケートボード。

NIKE SBから出るDUNK LOWがすごく良いカラーだったから、いつもお店に来てくれるスケーターのSotaに履いてもらって撮影をした。

パープルスエードとホワイトレザーのコンビカラーのアッパーにガムソール。これは、ORANGE LABELというコレクションのDUNK LOW。ORANGE LABELのシューズには、ISOという品番がつく。これは、In Store Onlyの略で、スケートショップでしか販売されない限定コレクション。NIKE SBがスケートショップをサポートするためにスタートしたコレクション。NIKE SBのDUNKは、ぶっ飛んだカラーで人気だけど、ストイックなスケーターだと手を出しづらいっていうこともある。でも、ORANGE LABELのDUNKは、定番カラーのアッパーにガムソールというクラシックなデザインが多いから、トライに集中したいスケーターにもおすすめ。素材が高品質で足に馴染みやすく、耐久性も高い。いつでもどこでもスケートできるスケートシューズとしてのDUNKを、一度試してみて欲しい。

今回DUNKを履いてくれたSotaは、今年中学生になったばかりのスケーターで、スケート歴は1年くらい。Hi5から、車で1時間以上離れた場所に住んでいるのに、毎週土曜日と日曜日に必ず滑りに来てくれる。

Sotaは、1年間いろんなシューズを試した結果、NIKE SB DUNKを一番気に入ったようだ。クッション性と耐久性の高さ、そして、なによりデザインのカッコ良さが好きと言っている。

撮影してくれたのは、Ryusuke。スケートの撮影は、彼に任せておけば間違いないのだ。Hi5に滑りに来てくれるスケーターの中では、Ryusukeが年長者で、Sotaが年少者。この二人の関係が生まれただけでも、このパークを作った意味があったと思っている。

RyusukeとSotaが揃うと、いつもパークのセクションを動かして、新しいスポットを作り出し、日が暮れるまでトライしている。最近作られる公共のパークは、完成度は高いけど、自由度が低い場合もあるように感じる。自分たちで作ったスペースとセクションだったら、設置を変えて、新しい動きやトリックにトライすることができる。スケートボードは、組み合わせを楽しむ文化だと思う。コンテストのためにスケートをすると、どうしても高さや完成度や危険度を競うようになってしまう。組み合わせを楽しむスケートは、驚きや好奇心や発見が生まれる。

Sotaの世代のスケートボードは、俺やRyusukeがやってきたスケートボードとは、違ったものになると思う。大切なのは、俺たち世代が邪魔をしないことだ。邪魔さえしなければ、彼らがスケートボードを、もっとカッコ良く楽しくしてくれるに違いない。コンテストで勝つための環境を揃えることだけが、スケートショップの仕事ではないと信じて、今日も店を開けるのだ。

Sotaが履いたNIKE SB DUNK LOW PRO ISO COURT PURPLEは、8月21日発売。


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