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幸せ者だったんだと

たまには今ある生活に幸せを感じてみるのもいいかもしれない。

僕は特にそうだが、向上心のある人は常に自己否定をしている。
今のままじゃだめだと思い込み、もっと上へもっと上へと考え続けて、そのことで頭がいっぱいだ。大きな喜びも無く、常に未達の状態が続き、幸せを感じる機会はほとんどないのかもしれない。

だからこそそんな人は、たまには幸せを感じてみるのも良い。

屋根があってご飯があって寝る場所がある。
友達がいて恋人や家族がいて、大切な仲間たちもいる。
努力しようと思えばできる環境にいて、本もいつでも読める。
スマホで情報は取れるし、ゲームもできる。
贅沢はできなくても、生きてはいける。

そんな状態の人はこの世界の半数だ。
1日200円未満の生活を強いられている人は30億人いる。
世界の銀行保有率は76%で約1/4の人は銀行も持てていない。

自分たちはかなり幸せな位置にいるわけだ。

こういうことを考えることも、たまには悪くない。

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