アノマリーと取引コスト
以前、いくつかのアノマリー的な指標を共有しましたが、アノマリー単体では(特に期間の短いタイプのアノマリーでは)、コスト分のリターン期待値が出ずにただただ損失を垂れ流してしまいます。
予め取引モデルを作るときにコストを考慮に入れればよいのですが、ついつい面倒でコスト考慮なしのモデルを作ってしまって後からガッカリする、というあるあるをやってしまいがちです。
「A Taxonomy of Anomalies and their Trading Costs」(2015)
こちらの論文ではポジション作成コストを抑えるための基本的ないくつかのアイデアが紹介されています。
「Buy/hold spreads」と呼ばれる手法ですが、ある上下予測の指標があったときに「上位10%に入った時点で買い」その後ホールドし、指標が「上位20%未満まで落ちた時点で決済」するようなやり方です。
モデルの種類によらず汎用的な手法として紹介されています。この手の手法は実際僕もよくやります(苦肉の策として、ですが)。
今回は10分程度で記事を書きました。最近、お家芸のnoteの更新回数が激減してるので、こんな感じのゆるい記事を更新していこうと思います。
ではまた!
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