親の長話は子どもに嫌われる件

親に勉強を聞いてみた

学校の宿題で分からないことがあったときに、自分の親に質問したことはないだろうか?

そして、質問された親は気色満面の顔で

「こんな問題も分からないのか~」

といって、問題の解き方を教え始め、

次第に自分の思い出話を語り始め、

聞かされている方は、

「まじ、早く終わんねぇかな、聞きたいのは解き方だけなんだけど…」

なんておもって、うんざりしていた経験は誰にでもあることなんじゃないかな。

親の長話は子どもの迷惑

第2次ベビーブーマーの私はが小中学生の時分は、

インターネットなんてなかったので、

勉強で分からないところがあったら親に聞くしかなかった。

しかし、この親への質問というのがなかなか一筋縄ではいかず、

いつもいつも必要以上に長い話を聞かなければ、

問題の答えにたどり着くことができなかったのだ。

話の内容は、本人の思い出話が中心で、

自分がどんな方法で勉強していたか、とか

自分が教わった先生の話とか

聞かされている方にとってはどーでもいいようなことばっかり。

これが嫌で嫌で仕方のなかった私は、

最終的には、教科書を隅から隅まで読んだり、

解答の解説を熟読しながら、

何とか自力で解決方法を理解しようとする勉強態度が身についた。

今考えてみると、自力解決のスキルが上がったのは、

親の無駄話によるところの方が大きいのかもね。

校長の話や結婚式のスピーチもそうだけど、

誰も話してほしいと思ってほしくない話、

一応お決まりだから話してもらっている話っていうのは、

会話のようにキャッチボールになっていないから、

至極退屈で無駄な場合が多い。

子どもは解き方がわかりゃぁいいんだよ!
末っ子が今年から中学生になり、

小学生の時よりも勉強場難しくなってきた成果

質問されることが多くなってきた。

1次方程式の解き方を教えていると、

傍らの末っ子がひどく退屈そうな顔をしている。

≪なぜだ?自分から教えてほしいといってきたのに?≫

そう考えた後、

問題の解説を始めてから既に10分以上の時間がたっていたことに気が付いた。

10分もかけて開設するような難しい問題ではない。

私は何を話していたんだ???

思い出してみれば、

問題委の解き方を教えながら、

聞かれてもいない問題の解き方の裏技や、

自分が学校のテストでどれくらいの成績だったか?

数学を担当していた先生の話など、

直接聞かれた問題を関係のないことをグダグダと話してしまっていた。

そのため、10分経っても

肝心の答えにたどり着くことができていなかった。

”自分の親と同じことをしている…!!!”

あんなに親の無駄話が吉良だったのに、

30年後の私は、見事なくらいに親の轍を踏んでいた。

子どもにウザったがられないようにするために

当たり前だが親は子どもよりも経験値が高い。

だから、子供が何か課題にぶつかっていると

先回りしてその課題の解決方法を教えてあげようとしがち。

そして、何で自分がそんなにも知識が豊富なのかを自慢しようとして

ついつい余計なことまで子どもに話してしまいがち。

でもね、

悲しいかな、子どもはそんな話は求めていない。

目の前の問題の解き方さえ分かればいいのだ。

子どもにうざったがれたくなければ、

聞かれたことに的確にこたえるように心がけよう。

内心「これだけじゃわからないかもしれないな」

自分が思っていても、

あまりいろいろと教えない方がいい。

親の説明が足りなくて十分に理解できないときは、

子ども方から追加の質問をしてくるから

それにこたえて解説を付け加えればいいのだ。

ここでの解説は、子どもが聞きたい話だから

ウザがられることもあるまい。

間違っても昔の武勇伝なんて持ち出してはいけない。

話は簡潔にわかりやすく!

聞かされる方のみになった話すように心がけたいものだ。

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