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今月の1枚 March, 2022〜大好きな人たちと〜

春は、出会いと別れの季節。

毎年のように住む場所や身分を変えている私に、変化は今年もやってきました。不敵な笑みとともに。

春は、新生活の季節。

私はこの3月で、大好きな職場から異動することになりました。

前から決まっていたことだし、覚悟はできていた、つもりでした。3月、職場で4月以降の話をしても「その頃には私はここにいないんだな…」と心がザワザワして。長い時間をかけて気持ちの整理をつけていきました。

私はこの職場が大好きでした。

同僚はみんな気さくに話すことのできる人達で、私がどんなにミスをしても明るくサポートしてくださり、温かい言葉をかけてくださいました。

同僚の中にはプライベートでも仲良くしてくださる方もおり、私的な相談もできる関係を築けていました。辛い思いをしている時も、そっと寄り添ってくださる、最高の仲間たちでした。

上司はとても物腰が柔らかく「ありがとう」が口癖の方でした。

どんなに業務に追われてらっしゃる時でも、こちらが話しかけると、必ず手を止めて話を聞いてくださる、素晴らしい人格者でした。そして、何があっても守ってくれました。

私は上司のことが大好きすぎて、上司とすれ違う度に心の中で「好き!」「今日も好き!!」「大好き!!!」と叫んでいたくらいです(笑)

こんな天国みたいに働きやすい職場、きっと他にないだろうな…。

何度彼らに救われたか、私は数えきれません。


私が働く業界は、異動がつきものです。ずっと同じメンバーで、ずっと同じ場所で働く、なんてことは、できない。

毎年、誰かは必ず異動になり。
働く期間が予め決まっている人もおり。

そのメンバーで、その場所で、
働くことができるのは
悲しいかな、1年限りなのです。

寂しいなぁ…。

いい職場に巡り合うほど、異動が寂しくなります。

そんな、最高の職場に出勤する最後の日。

異動になる人達(私含む)のお別れ会を開いてくださり、立派な花束、たくさんの贈り物(お菓子やハンカチなど)と、心のこもったメッセージをいただきました。

溢れる涙を止められぬまま、私は最後の挨拶をしました。

解散後。

去って行く人が1人、また1人と職場を後にする度、盛大な見送りをしました。

ありがとう。元気でね。またね。

明日からの違う場所でのご活躍、太鼓判を押させていただきます。みんな本当に素敵な人だもの。

名残惜しさの止まぬまま、私も職場をあとにしました。

お世話になった同僚たちに、心からのありがとうを伝え、車に荷物を積み込む。

去り際に涙を流さずに済んだのは、その後、帰りの足で仲のいい同僚達と夜桜を見に行き、お疲れ様会をする予定だったから。

それがなかったら、寂しさで泣いていたと思います。先輩にハグを求めてしまったくらいには、心細かった。

夜桜ライトアップ

見に行った夜桜は、見事のひとことでした。

職場の近くに、こんなに見事な桜の名所があったとは…。この季節になるまで私は全く気がつきませんでした。

桜って、見頃の時の存在感、群を抜いていますよね。つい目を奪われ見とれてしまいました。

桜並木に沿ってしばらく歩き、思い出話をしながらたくさん写真撮影。

艶やかな夜桜に包まれ、大好きな人達と語り合ったあの時間のことを、私は一生忘れないだろうなぁ…。

心から大好きだと思える人達と一緒に働けて。最後に素敵な時間も共有できて。


私は本当に、これ以上ないくらい幸せです。


お互いの夢を応援しあえる、最高の仲間たち。

上司の言葉を借りるなら、大好きなファミリーです!

この人たちと、家族になれてよかった。


ありがとうございました。
職場は変わっても仲良くしてくださいね!


2022.3

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