臨床検査技師国家試験対策ノート 臨床検査総論 筋、呼吸器

筋疾患

ギランバレー症候群 

蛋白、細胞乖離現象(細胞増加を伴わない蛋白質の増加)が起こる

クラッシュ症候群

外傷などで骨格筋が広範囲に損傷すると筋、組織内に多量に存在するKやミオグロビン、乳酸などが血液中に大量にでる。これにより腎障害や不整脈、心不全などを合併する。


心、循環器

LD1、LD2  心筋由来、赤血球

LD2、LD3  悪性リンパ腫などで上昇

LD4、LD5  肝、骨格筋由来


心筋梗塞

CK→AST→LDの順で上昇する。                    その他、ミオグロビン、トロポニンT、ミオシン軽鎖などのマーカーがある

BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)

心室から分泌され、血管拡張、利尿作用がある。心不全患者では濃度が上昇する


呼吸器疾患

大葉性肺炎   肺炎球菌が原因

拘束性換気障害

肺の弾性力の変化による伸展制限、胸郭の狭小、呼吸器の運動障害    特発性間質性肺炎、無気肺、肺線維症など

閉塞性換気障害

気道の閉塞による。気管支喘息、肺気腫など


肝疾患

肝硬変

肝血流量が低下し、門脈圧が上昇→側副血行路が見られるようになる(脾腫)

低アルブミン血症により血液浸透圧が低下→血管外へ水分が漏出(腹水)


B型肝炎

HBe抗原陽性 血中ウイルス量が多く、感染力が強い

HBe抗体陽性 ウイルス量が減少し、肝炎が沈静化すること

HBs抗原陽性 感染、キャリア状況

HBs抗体陽性 防御抗体獲得を意味し、過去の感染と現在の治癒を示す

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