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渋谷騒然! 閑静な住宅街に建つ松濤美術館に君は足を踏み入れたか? 金色と薄紅の小さな巨人―中央の空洞に隠された秘密とは! 渦巻く驚きをあなたに。 白井晟一が贈る、瞑想世界 松濤美術館 昭和56年10月1日オープン!!
松濤美術館について記述したい そこは喧騒の街では決してない 目につくのは金色格子の外装材 紅雲石のピンク色は仄かに淡い 歩を進めると一面金色の建物内 空に浮かんだ橋の扉の先は暗い 階段を照らす灯りは記憶の触媒 地下深く沈み込んだ水盤は壮大 螺旋の空間体験はそうそう無い ここにあるのは白井晟一の世界。
松濤に建つかの美術館は 紅潮した女性のような岩肌と 黄金のアクセサリーのような格子の 荘厳な外観を纏っている。 抱擁されるように中に入ると 黄金の天上に迎えられる。 神々しい中央の橋の先に 鋼鉄の扉が控えている。 照明に導かれて階段をゆき 透明な空と水盤の周りをゆく。