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『スワロウテイル』カオスとタフネスと音楽。。🦋

円都と円盗。
日本語、中国語、英語が混ざった台詞、無国籍な世界。
貧困と金、権力と闇、決して豊かな話ではない。
生まれた国と、育った国、生きていく国。
故郷と国籍。

語呂合わせ、言葉遊びをしているんではなく、社会という世界が持つ“対極”が、この映画にはわかりやすく、沢山表れていると思う。

登場人物の誰をとっても、一般的・マジョリティーには憧れられないような要素を持つ登場人物達。
しあわせな要素を持ち合わせていない。

だけど、この映画に出てくる人々の持つ逞しさ。
どれだけ憧れたとしても、そう簡単には手に入らない類の、生命力・動物的本能のようなタフさに私は昔から憧れていたことに、観終わった後に気が付いた。
LEONにも通ずる、根無草のような生き方に。

🇯🇵💴🇨🇳🇺🇸💹🎙🎶

そして、音楽。
バックミュージックが、いい。
CHARAの儚くてスモーキーな声が、どのシーンにもよく似合う。
YEN TOWN BANDとしてCDも出ていたらしく、すぐチェック。
CHARAとKJがフューチャリングした、My Townが、特に好き。

https://m.youtube.com/watch?v=FP3WolUiqiE

音楽は、体を使って鳴らすもの。心を使って鳴らすもの。

変わっていくものと、変わらないものの間で、
流れに流されて、すり減らす何かもある。何かに支えられている事もある。

強さとか、前向きさとか、賢さとか、
身に付けていたら絶対に武器になる。
でも、じゃあその定義って?と聞かれれば、難しい。
スワロウテイルを通して、私なりに出た解答は、こう。
『自分の期待や予想とは違う明日(未来)にも、萎えず、落ち込まず、絶望せず、受け入れるという事』

………うん。やっぱ、そう容易くないな。😂w




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