【シンポジウム参加録】JaSST'20 Kyushu にて「TDDによる内部品質学習効果」について発表しました
JaSST'20 Kyusu に参加しました。
最近、テスト技術者としての「ソフトウェアテスト」について本腰入れて踏み込んでいこうと思っていて、そのタイミングでJaSSTの開催を見たので参加しました。TDDなりユニットテストなり開発者テストの発表などはこれまでしてきたのですが、ソフトウェアテストのシンポジウムは初めてでした。
Lightning Talk発表
とりあえず初めて参加するカンファレンス・シンポジウムは、まずLightning Talkに応募するところから始めるのが私の習性なので、発表しました。
ギリギリまでテストピラミッドの上位レイヤーのテスト自動化の試みなど、テスト技術者目線でより参考になる方向性を粘ったのですが、あまり業務時間をそこに取る余裕がなく、開発者が多めってことでTDDをトピックにしてみました。
何度やってもオンライン登壇は無音でなれないですね...。「TDDなぁ」みたいな声に「もっと良いコードを書きたいって成長欲があればその一歩目はTDDかもしれないよ」と言いたいがための資料を作りました。
シンポジウムの感想
冒頭のオープニングで、「どういう方が層として多いのか」といったシンポジウムにまつわる"コミュニティ"の様子も知れて参加し始めやすかったです。
t_wadaさんの「質とスピード」の発表は資料はよく拝見していたのですが、実は直接話を聞くのが初めてでした。直接伺うと引用されている一次情報に対してどういう解釈をしたのかというt-wadaさん自身の考えを細かく聞けるのが嬉しかったです。資料は後ほど公開いただけるらしい。
また、「この資料はただここだけ切り取ると誤解を生んでしまうが...」 といった、人類がやりがちな一次情報の間違った解釈を、なるべく避けるように解説してくださっていました。これは発表者目線にはなるのでしょうが、「なるほど自分の発表とか解説で引用する際に気をつけよう」とチェックポイントが得られました。
JICRochelleさんの「サーバントリーダーシップを身に付けましょう!」という講演では、単語だけふわっと知っているだけだったので直接伺えて参考になりました。
スクラムマスターであればサーバントリーダーシップは密接に関係するとおっしゃっていました。自分はスクラムのフレームワークを使ってはいないのですが、チームがアジャイルになる過程でスクラムのプラクティスはかなり使わせていただいている状況です。
そういった場合のリーダーシップの形を言語化したものがサーバントリーダーシップなんだなぁと腑に落ちました。
次回参加に向けて
次はさらにテスト技術者寄りのトピックが出せるようにソフトウェアテストをもっと探求していきます。そういえば、普段慣れたコミュニティだとオフラインで直接知り合いの方とワイワイ飲むのが楽しかったりしますが、いかんせん初めてだとオンラインは参加しやすかったです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?