1月31日の日記 ストーカーには気を付けろ(自分が)

・昨日、父に「来週はどこかで休みを取る」と話をした。渡さなきゃいけない書類があったときのことだ。昨日はもう、本当に気分が落ち込むほど疲れ切っていて、父に会って書類を渡し、一言二言説明するだけですっかり動けなくなってリビングでしばらくお話をしたのだった。

・私が近況報告のつもりで言った休暇事情を、恐らく父から聞いたのだろう。それについて「ねえねえ、来週の休みっていつなの」と母親が今日聞いてきた。

・「なんで言ってないのに知ってるの?!?!??!?!?!?!?!?!」と薄気味悪く思った。あと、「それを聞いて何をどうしたいの!?!?!?!?!??!?!?!?」と背景事情が分からず混乱した。

・どちらにしろとても驚き、そして恐怖を覚えた私は、「どうでもええやろ」と冷たく答えた。本心では心臓がバクバクとしていたけど、すげなくされた母には冷たく聞こえたと思う。


・母親にプライベートなことを聞かれるのは、本当にいやだ。

・そもそも教えてないことを知っているのが気持ち悪い。

・冷静に考えれば「父から聞いたんだな」と分かる話だ。というか父以外に話してないんだから父から聞いたに決まってる。しかしそれを「聞き耳を立てられていた」とか「私を監視している」とか、私はもうそういう風にしか理解ができない。

・なぜならば、人の会話や行動を逐一監視している前科が今まで大量にあるので……。

・小学生だったころに日記も勝手に読まれていたことがある。そのときも「心配だったから」と言っていた。自分は隠して物思いにふけることさえ許されないとショックを受けたし、わざわざ「お前が隠している日記を読んだ」と告げられたのもプライベートという概念を持ってないのだと衝撃的だったし、母親が怖くてたまらないと思っていることを本人に伝えたくはなかったし、私は人を傷付けたととても罪悪感を抱いた。

・この件は本当に悲しかった。それに今考えるとあまりにも粘着質で気持ち悪いことのでめちゃくちゃ根に持っている。隠している鍵付き日記をわざわざ開けてまで読むような人だから何も言いたくないのだ、ということを恐らく母は生涯分からずに死ぬ。


・それに、「来週いつ休みなの?」について、マジでそれを知ったから何なの?という感じだ。それを知って、で? 普段から予定なんて全然言ってないけど私が仕事に行ってようと家でぐったりしてようと遊びに行ってようと構わず生活しているじゃん。なのにそんなことをわざわざ(普段会話をしないので、何気ない雑談とかではなく本当に「わざわざ」尋ねている)質問する意味が分からない。

・いやほんとに。意味が分からない。「どうでもええやろ」というのは本心でもある。それを知らなくても今まで普通に生活しているのだから、本当にどうでもいいと思う。私だって家族がどこで何をしてるかなんて知らないでも生きていけている。


・今日は映画『ブリキの太鼓』を観た。これに関する記事を書こうと思っていたのだ。そのためにまとめたりもしていた。「でもちょっと気持ち悪すぎたな」「これについて書かないと嘘かも!」と思ったのだった。ブリキの太鼓の話を待ってた方、すいません!!今日は無理っす!今日、ストーカーを傷付ける言い方をしてしまったことにショック受けちゃって、書けませんっした!すいません!!!!


・母親のいやなことを今まで散々書いてきたけれども、何が一番いやかと言われると、今回のように「どうでもええやろ」というような自衛の言葉を放った際の母親の傷付いたような反応を見ることだ。

・傷付けたいわけじゃない。けど、相手を傷付ける言い方をしないと「いいでしょいいでしょ教えてよ私あなたが心配なのよだから悪意はないの全部教えてよまあこの話もパパや弟やおじいちゃんおばあちゃん友達みんなに言うけど」という最悪粘着ムーブを取られるのだ。そんな噂話をされるのは絶対最悪だ。

・「ねえねえあなたが心配なのよちょっとでも損したらあなたが可哀想でしょ損なんかしたくないでしょ全部私がやってあげるからあなたは何もできないままでいいからね」と過干渉を受けて何にもできないまま生きていかなきゃいけなくなるのも、自尊心が著しく傷付くから絶対いやだ。

・そうなると、もう、剣を振り回して「近寄るな~~~~!!!!!!」と言うしかない。そんなことしたくないのに。でもしなければ、もっと最悪なことが起きる。次善の策として仕方ない。でも、人が傷付くのを見ると、私も傷付く。

・仕方がない。自分の人生を守るためには相手を崖から突き落としても自分の身を守らなければならない。

・でもそんなことはしたくない。したくないのに、散々傷付けられているくせに、また母親は私に話しかけてくるのだろう。早く希望は捨ててほしい。私はもう、人とギスギスなんかしたくないのに。

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