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10月27日の日記 髪切った

・髪切った!!イエー!!短髪サイコー!!!!

・ドライアイの上に強い近視なので眼鏡がないと何も見えないのだが、美容師さんが「眼鏡を外して外見を確認してください!」と言うので困った。見えないよ。

・まあシルエットはきれいだったし、いっかと思って帰ってきた。いいや。何ヶ月かしたらもとに戻るんだし。

・コロナ禍の初期も初期のころ、「歯医者と美容院は新型コロナに感染する確率が高い」という話を耳にしたことがあった。

・事実のほどは確認の仕様がなかった。世の中が混乱しきったなかで、みんな「感染しないように」と必死だったから、全然明後日の話もあったと思う。結局私には判断がつかないまま今に至っている。

・知らないことばっかりだ。世界って。ウイルスと細菌が違うことさえ知らなかった。今でも「違う」ってことは知ってても、どこに差異があるのかは全然分からない。

・美容院に行く度に「感染しやすいって話って結局何だったんだろう」と思い出す。本当だったらいやだなあと思って2年くらい髪を切らなかったのに。

・外したレンズの内側が、やたらと汚れてた。あれってどうしてあんなに汚れるの?


・ダ・ヴィンチ・恐山さんのnoteを遡って読み続けている。すごいこれ。どこまで遡っていけるんだろう。一ヶ月分くらいを読めるのかなと思っていたのに、どこまでも行けるのでだんだん不安になってきた。「ちょうどいい岩場を見つけたらそこで卵を産もう」と思っていたのにずっと清流が続いているときの鮭ってこんな気持ちなのかな。

・大人になったら食べられるものが増えるって説があるけど、私は逆に「顔のついた魚」がまったく駄目になってしまった。顔というか、頭?目?や口のついた死んだ魚。

・子供の頃から肉より魚派で、「煮付け作って」と何度も母にお願いしていた。「頭をいちばん動かすから頭がいちばんおいしい」と親が言うので、よく分からないまま「頭がいちばんおいしい!」と言っていた。

・それを改めて食べたいな〜と思いながらスーパーの鮮魚コーナーに行くのだが、「魚の死体……」という気持ちになってしまい、どうしても手に取ることができない。

・目玉が白くても黒くても怖い。食べる上で死という不可逆の変化に携わったのだ、という実感をしたくない。

・だから毎回チャレンジして「無理だ……」となり、刺身や切身ばっかり買っている。顔さえ付いてなかったら買えるんだ。顔さえなければ。

・目玉かな。目玉がくり抜かれてたら買えるかも。


・もうすぐ辞める職場の同僚の独り言がうるさい。声量が大きいというわけではないのだが、いちいち思考が中断されて何にもできない。

・あんまりにも辛いので「席替えをしてくれ」「本人に注意をしてくれ」と上司に嘆願したが、その後私の転職が決まったからか特に対処されずに退職となった。まあそうだよね。

・それでも退職までその席に座ってなきゃいけない。追い詰められた私は「もしかしておかしいのは私の方なのか?」「私以外の人がうるさがってないってことは、私がそいつを嫌い過ぎて針小棒大に物事を受け取っているのでは?」と自分を疑うに至った。

・問題がこうなれば簡単だ。調べればいい。

・ということで、同僚の独り言の回数を数えた。

・人が日に呟く独り言は、平均10回以下らしい。同僚はどうか。

・数えた結果、同僚の独り言は、分あたり1回だった。一日24時間で計算すると1440回。活動時間18時間だけに絞っても1080回だ。つまり少なくとも同僚は、平均の100倍は独り言を呟いていると考えてみてよさそう。

・これは、まあ、「うるさい」と言って差し支えないのではないか。

・途中で「なんて陰険なことをしているんだ……」と落ち込んだけど、自分が変なわけではなさそうだと分かってホッともした。

・やってることが陰険なのは否定しない。陰険です。

・でもまあ、いいか……陰険で……。

・自分がなぜ、どれぐらい辛いと思っているのかってことを明らかにすることは自分にしかできないのだし。これを上司や本人に言う気もないし、まあ、ええか。

・色々調べたら、独り言がキツくて契約を切られるとかが割とあるらしい。自分も振る舞いには気を付けよう。

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