見出し画像

10月20日の日記 ドラマ大奥、ヒプアニ2期感想など

・ナガノ展に行ってから変わったことがある。

・生活のなかで、目に入るちいかわたち。主要三人(?)のイラストを見る。棒立ちだったりポーズを取っていたり、笑顔だったり泣いたりしている。何かを持っていることもある。パンとか、ケーキとか。あまりにも生活に溶け込んでいてそれにひとつひとつ目を見張るということが今まではなかった。

・それはたぶん、量産されたちいかわたちだと思っていたからだ。

・しかしどうも違うのではないか、違うらしい、と、ナガノ展以降考えるようになった。GUとのコラボスタンプ案を見て、「もしかしてこの人は外注に出していないのか?」と。

・ナガノさんは慶弔ペンでキャラを描いているそうだ。キャラの線が慶弔ペンらしい筆跡なら、それはつまりナガノさんが描いているということではないか。恐らく。

・ちいかわを見る。慶弔ペンっぽい。こっちも慶弔ペンっぽい。これも。これもだ。これも。……。

・「このちいかわも、あのちいかわも、ナガノさんが『描くぞ』と思って描いているんだ」

・そうなるとどうか。なぜかそれぞれのちいかわたちが、とても可愛く、愛おしく見えるようになった。

・「ナガノさんがひとりで、ひとつずつ丁寧に作っている」という点に非情に感銘を受けたのだと思う。

・アニメキャラのコラボパッケージなどにいちいち魅力を感じない身としては、このパラダイムシフトは大きかった。自分でも驚くほど深く「なんて可愛いんだ」と思うようになり、愛おしさと守りたいという気持ちでいっぱいになる。

・熱量に圧倒されたのかもしれない。すごいものを見ているんだぞ、とちいかわを見る度に噛みしめている。


・もうすぐ今の職場を辞めるので、私物を色々と持ち帰っている。

・片付けが嫌いだ。なぜかは分からないが子供の頃からそうだ。ぞわぞわーっとした心地がする。片付ける。響きも気に入らない気がしてきた。

・理由を考えた。たくさんの原因が複合的に絡み合っているのは確かだが、一つ思い付いたのは「完全にやりつくせないから」である。

・住居の掃除というのは膨大だ。人間に限らず生命は膨大なゴミを出しながら生きている。そのゴミは人間が一日に清掃できる量を超えているので、「清潔にしつくす」ということができない。

・また、住居から物品を完全に失くすことはできない。生活ができなくなってしまう。掃除するために生活できなくなってしまっては本末転倒だ。

・となると、住居の清掃はある程度のグレーゾーンで留め置くしかない。ひゃくぱー全部捨てる方が作業としてはきっと楽だ。

・風呂の日記を書いた日に「工程が大量にあるのでスイッチングしまくって結果精神の方向を変えることができる」と書いた。掃除はこれが悪く影響していると思う。

・例。物を片手で持ち上げる。もう一方の手で拭く。拭く。拭く。置く。これを何度も繰り返す。一箇所をきれいにするために5工程も費やす。考えるだけでしんどい。どうしよう。

・月並みだけど、掃除する場所から物を排除したあとに拭いたりするのはどうか?

・想像してみた。それだと「しつくせない」のが辛いな。

・ひどいジレンマだ。私が何をしたというのか。

・なので「職場から一切の私物を持って帰る」というのは意外と楽だ。例外なく完全にやりつくしてよい。いらない書類はシュレッダーしたりしている。気持ちいい。

・結構ゆっくりペースで進めているけど、もしかしたら「ここにも私物あるよ」と言われるかもしれない。念のためもうちょいペースアップしとこう。


・ドラマ大奥と、ヒプノシスマイクアニメ2期を見始めた。

・いま見ても平賀源内はとてもいいキャラだなあと思う。女性の身で女性を愛し、その上で男性の服を着て日本中を闊歩し、興味関心の赴くままにやりたいことをやっている。いい。よすぎ。

・大奥吉宗は「女性の一種の理想」だと思う。恋愛に心を奪われず家庭に縛られずバリバリ仕事をして当人は鈍感だが理解者に恵まれセックスの相手にも不自由しておらず子供もいる。人生いいとこ取り。連載当初の、勤労女性にとっての、「こうであれたら」と思う偶像のような人なのではないか。

・人間早々吉宗にはなれないので、大奥にはもっと悩み苦しんでいる人たちも大勢登場する。その後読者の「こうありたい」を体現するべく現れたのが、もう一人の偶像・平賀源内なのかなと想像した。

・私はあとから追っかけたので連載中の空気感などは分からない。でも、源内のように色々なことをこなす才能があってそれを披露できる場に恵まれるというのは、誰にとっても羨ましいものだと思う。

・最期は悲しいものだったし、貧乏や病気で苦労もしただろう。それでも、死の間際でさえ明るい展望を持つことのできるのが、平賀源内の魅力だ。あっけらかんとした性格が女にモテるのは何となく分かる。(男性にモテなさそうなのも頭では分かるけど、源内に惹かれないという心性がどんなものかは想像がつかない)

・こっからだ……。黒木と一緒に泣いた。

・それにしても中年女性がよすぎる。仲間由紀恵と安達祐実、よすぎ。

・キャストが発表されたときは「治済が仲間由紀恵なのか?ちょっときれいすぎないか?」と思っていたのに、台詞の言い方がものすごく気味悪くて「ウワッ!!!いやだ!!!!」と圧倒された。治済は気味悪いキャラなのでこれでよい。

・この足から虫が上ってきているような声でニコニコ笑顔だから、めちゃくちゃ怖い。ドラマはスピーディーに展開していくので、これぐらいずっとキショい方がいいのかも。

・仲間由紀恵の瑕のない美貌と気持ち悪い台詞回しが完全にミスマッチしていて、いかにも怪しい人物なのがすごい。こういう感じで”顕”させるんだ……。テレビってすご……。

・安達祐実の松平定信もよかった。廊下で突然田沼の悪口を言い放つところにかっこよさがなく、子供のような容貌と声と服装のせいで場違い感がプンプンしていた。一瞬「最初は子役で出すのかな?」と思ったら安達祐実だった。すごい。

・漫画版の定信は吉宗とよく似てるんだけど、ドラマ版は敢えて似せない(これは”敢えて”と言うしかない)ことで、定信のキャラクター性を顕させている。すごい。なんだこれ。

・安達祐実がすごすぎて作中時間がどれくらい経ったのか分からないまま観ていた。たぶん10年くらいは経過しているはず。はずなんだけど、知識に自信が持てなかった。定信の精神的未熟さと視野の狭さがあんまり変わらない。その上見た目も変わらないので。

・あと、冒頭で天璋院出てきてびっくりした。あっ、なるほどね……そう来たのね……。家定編もじっくりやりそうだわ。

・ヒプノシスマイクアニメ2期の話。

・「呪術廻戦か……??」になった。夜で、大都会で、変な人と変な人が対峙して変なこと喋ってたので……。

・アニメ1期を観たときも「何これ?」と言い続けてたけど、2期でも言い続けることになりそう。

・道頓堀を走っている盧笙、あのスピードで走ってたらそこは通り過ぎひんか!?とは思ったけど、全部見覚えのある背景なので「オオ〜」と思った。ナゴヤのハコも元ネタの場所があったりするのかな。

・一二三くんがめちゃくちゃ可愛くて会話の内容が全く入ってこず、7回ぐらい見直した。可愛い。独歩くんがそれにいちいち照れたりせず普通っぽいテンションなのもいいな。大人だ。

・イチローくんの登場シーンは何なのか??あれはサブローくんがやったことなの?何?あれは……。

・あんなに淡々と敵をやっつけていたイチローくんが、さまときさんを見た途端「なんでイケブクロにいんだよ!!」と文句を付けてるのよかった。離婚した元夫婦のような、もっと言うと毛利夫婦のような、あれ……。す、好き合ってるのかな……。思いが絡まりすぎでしょ……。

・私の推しカプ全部絡みがあって、「公式と解釈が合ってる」と思いました。うれしい。アニメ見てるだけで推しカプを見れる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?