今年見た映画の感想

せっかくだから有効活用しようということで今年見た映画の簡単な感想を書いていきます
映画館と配信で見たものごちゃ混ぜです

Fate/stay night [Heaven’s Feel]」II.lost butterfly(2019)
1回目を見たあと様々な感情が入り混じってしまい後日フォロワーさんとまた見に行った映画
雨の日に迎えにいくシーン、情事、刺せない士郎、覚醒そして流れるI beg you
メインの二人だけでなく様々な人の感情の機微を細かく描かれ、完成度の高さに打ちのめされました 三章どうなるんでしょうね

スパイダーマン・スパイダーバース(2019)
見る電子ドラッグ 劇場で観れてよかった
画面構成が気持ちいい 
マイルスが覚悟決めてビルから飛び降りるシーンが好きですね

女王陛下のお気に入り(2019)
ヨルゴス・ランティモス作品、日本公開しているものは全て見ているし演出とか話が好きなんですが見たあと毎回ぐったりしてしまう
(映るものすべてのものに悪意が混ざり込んでいるので)
今作に関しては見終わった後のぐったりはそんなになかったです
ちゃんと…ちゃんとした?痛快ブラックコメディという感じで
女と女の争い(頭脳戦)好きな方は是非
眼帯をつけたサラがかっこいい
毎回性的なシーンを機械的、風刺的に描くところがあるんですが今回も漏れなく手で初夜を済ませるシーンがありしかも吹き替えが我らがけんぬだったので泣きたい気持ちと笑いが同時にきた

名探偵ピカチュウ(2019)
4回見た
ピカチュウがとにかく可愛くて可愛くて可愛い
たふたふするお腹小さい手足しっぽちらりとみえる白目しわしわする顔…
でるポケモンは限られているし、物語に粗もあるんですが人とポケモンの共存する世界をとてもうまく描写していて良い映画見たな〜!という満足感のある作品です
ピカチュウvsミュウツーのところはピカチュウの夢女になりかける

プロメア(2019)
なんだかんだ3回くらい見ている
最初リオのことを完全にヒロインだと思っており、ほぉーん強そうなヒロインだな〜と思っていたら何かしらのCMでみた声の野太さに画面を二度見してしまった思い出
アニキとニアを生きてこの世に戻せたシモンの幻覚がね、見えるんですよ

海獣の子供(2019)
プロメアがダイナミックかつ中なし作画多用だとすればこちらはド繊細描写
冒頭の首振り扇風機の風の向きによって服と髪がなびく様(割と長尺)に度肝抜かされてしまった
見終わった後原作も読んだんですが原作にあったモノローグをバッサリ切ったことにより分かりにくいところが結構あったなという感じ
ラスト付近はなんか宗教のイメージ映像か…??というへったくれもない気持ちになってしまった

劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム(2019)
美しい男たちが歌って踊る この世の眼福 後はとにかくみてほしい
付き添ってもらって応援上映に行きました や〜楽しかった…

君の名前で僕を呼んで(2017)
時代が許してくれなかったというより自分がそれを選ぶことが許せなかったのかなぁ… まぁその割にやることやってるのですが 
オープニングのピアノ曲の跳ねあがっていく恋のときめきのような音律と、エンディングのもの哀しさ全開の対比が良い
エンドロールも好きですね

ぼくの名前はズッキーニ(2016)
吹き替えでみたんですが主人公の声が普通に大人の男性でびっくりしてしまった(見ていくうちに慣れましたが)
産まれた赤ちゃんを抱く先生に対して「この子のこと見捨てない?」と問う子供たちに胸が苦しくなる
ズッキーニにはあたらしい家族が出来たけれど、他の子たちはまだ親に見捨てられた不安から救われていない 身送った後のシモンの表情もまた刺さるんですよ吹き替えのなみかわだいすけの生意気ちびっこ感がいいんだ

ソング・オブ・ザ・シー海のうた(2016)
いぬかわいい あざらしかわいい
水中をただよう氷のかけらがぶつかるようなBGMが凄く良い
見終わったあとすぐにサントラを買ってしまったほど
基本的に線がシンプルなんですがラストの映像の美しさは必見

サスペリア(1977)(2019)
旧版→リメイクの順番で見ました
ゲームクロックタワーが影響を受けたのが77年版というのは聞いてましたが実際見てみてなるほどな〜という印象
正体不明の一族、不穏な空気になると鳴り響くゴブリンのBGM
殺害シーンがチープだったり結局理事長以外はなんだったんだ…?という謎もあるんですが美術が好みだったりでそれなりに楽しんで見ました
リメイク版は…うーん リメイクというより77年版を見て監督なりの解釈を詰め込んだ感じですね 踊りに合わせて身体がバキバキ折れるのはよかったんですがいかんせんコンテンポラリーダンスの凄さがわからない人間なのでへぇ…このダンス凄いんだ…という感想が真先にきてしまったのがそこまで楽しめなかった理由かもしれない

天気の子(2019)
選択肢が見える映画 
君の名は。も好きなんですが話の作りやふたりの関係性ではこちらに軍牌が上がってしまう 君のために世界を変える、前作ではこれが君以外の人(君と僕が知る世界の人)も救うプラス方向になるんですがこれは僕と君の知っている人、知らない人、世界全ての当たり前をひっくり返す 性癖です
キャラクターとして一番好きなのは須賀さん
CMでは自堕落そうな大人に見えたけれど彼の守りたいものが見えてくる様や「お前らが穂高に触るんじゃねぇ!」の叫びはグッときた

RAW(2018)
犬を死なすな(怒)
どっちかというとお父さんお母さんの過去が気になるんですよねあの終わり方…
受け入れてくれる人がいたという希望なのか、これからも受け継がなきゃいけない呪いなのか

テルマ(2018)
それ能力でそう思いこませただけなんじゃないですか…?
本人からしたらしがらみから逃れられて好きな人もできて万歳!なのかなと思いつつ父母両方娘とちゃんと向きあっていたら…と思ってしまう

ホット・サマー・ナイツ(2019)
配給会社はなぜこれをアオハル映画として売ろうとしたのか?
一夏のドラッグバイヤーの苦い思い出
主人公が一貫して自身の保身優先で誰も救われない映画でした
間接スティックキャンディキスとかタイプの子をストロベリーシェイク片手に見てるハンターとか要所要所好きなシーンはあるんですけどね

永遠にぼくのもの(2019)
日本の配給がお耽美BLとして売り込みしていたイメージ
ただカルリートスは潜在的に男が好きだから、でなくラモンがラモンだったからという印象を受けたので(ゲイ要素は確かにあるんですが)解釈の難しい映画です カルリートスのちゃんとした心象が描かれないからというのがありますが
サマーナイツとこれを続けて見たのですが最近の海外映画は美男子が70〜80年代の曲かけながら強盗やら麻薬を売り捌く様をダイジェスト的に見せるのがエモなんですかね

ミスミソウ(2018)
原作はあらすじを知っている程度
雪と黒髪美少女と血 私の好きな要素を詰め込んだ映画
清水尋也くんの一見まともそうに見えてその実やばい男、すごくよかったですね…るみぶん殴ってる時に笑っちゃうところとか
原作だとほぼ全滅エンドらしいですが劇場版は騒動の原因ともいえる彼女だけが生き残り、もう戻らない青春を想うエンドの切なさとタテタカコのエンド曲と相まってベストに入るエンディングでしたね

累(2018)
つ、土屋太鳳…
公開時は役者が両方とも美人なので詐欺では?くらいでスルーしてましたがいやサロメの踊りシーンがよかった…すごい…

この国の空(2015)
二階堂ふみがいるので…
19の生娘に手出す妻子持ちが君への気持ちは裏切りじゃないというのはなにもよくない
戦争という引き金が不倫を生み出し、これからは個人の男を取り合う戦争へ…でしめられたんですがもう少し一捻りほしかった

心と体と(2018)
それではまた今夜も夢で会いましょう
リスカした腕をテープでぐるぐるにして無理やり血を止めてまでも会いにいきたい 愛してるから
夢の中なら鹿の姿で触れ会えるのに現実ではそうもいかないふたり
物騒ですがやはりラストのリスカ後を無理やり処置してまで会いにいこうとするところがすごく好きですね… その後の2人のやりとりもいい

ハッピー・デス・デイ1・2U(2019)
主人公がどんどんたくましくなっていくのがよかった
続編はなんかSFみが強くてホラーコメディ感はそんなになかったかな〜

ペット2(2019)
ギジェットかわいい(みゆきちの浮かれハッピーみたいな声は最高にかわいい)
イルミネーションスタジオ系列って必ずみやのが吹き替えやる契約なんですかね?

ロケットマン(2019)
バーニーがエルトンにキスされそうになったときの「愛してるよ、けど君の思う愛じゃない」という愛の示し方がすごくよかったですね
人生楽しくやってます!!というエンドロールの注釈にふふっとなった

フッドザビギニング(2019)
飛行機にて
カメラワークとか話の運びがキングアーサーを彷彿とさせていて本当はガイ・リッチーが撮ったのでは…?と思ってしまった
うーん正直褒められる所はないです…

search(2018)
劇場で観たかったけれど観れなかったやつ
カーソルの操作の仕方、タイプの打ち方でその人の戸惑いがみえたりなどパソコン画面だけでも主人公の心情が見えてくる演出がうまい
アイコンの人物が誰か、に辿り着いたときのゾクッと感は最高

パターソン(2016)
なんてことない日々の話
ジャームッシュ作品はオンリー・ラヴァーズぶりに観ました
本当に大きなトラブルが起こるわけでもない物語なんですが奥さんの作る気妙な料理とか唸る愛犬とか、詩を書きとめてる女の子、そういう要素要素の積み重ねが微笑ましい映画です

ギルティ(2019)
飛行機にて
面白かった!こちらはsearchと違って音声のみで見せる映画
主人公と同じように音声でしか相手の状況が見えてこない・次に電話に出るまで何が相手に起こっているのか想像しかできない使い方がうまかった
エンディング自体はビターですが本当におもしろいのでオススメ

ボーダー 二つの世界(2019)
原作→映画の順番
話の構成もラストも原作から改変されていて(しかも原作者共同脚本)
受け取り方がまるっと変わってしまった
これについては長い感想を書こうかなと思っています
例のアレはどんなもんじゃろないと思いましたが長いなめこみたいだったな

パラサイト/半地下の家族(2019)
飛行機にて
お、面白い…  画面のレイアウトや演出がバッチバチに決まっていてかっこいい
終わり付近はどの辺りで切っても後味残るエンディングになったと思う
近々日本でも公開するようなのでおススメです サスペンス好きな人は是非

アナと雪の女王2(2019)
大味!大雑把!でもまぁいっか!
オラフのキレキレ感(笑いながら霧に何度もツッコんでいくの笑ったけどキメすぎでは?)とクリストフのクソダサPVに救われたところがある
お互い生きてんだから距離が離れてもハッピーエンドなんだよ!生きてりゃハッピー、私も君も!というディズニーの同人オタクみたいな主張にめちゃくちゃ笑ってしまった ディズニーの続編や実写版、個人的に思うところがあって見終わると大抵もやっとしてしまうんですがこれに関しては雑!と笑って流せるのでそんな悲観的な気持ちじゃないです

見たな…という記憶だけをたよりに書いたので色々抜けているかもしれないですね
多分映画館で見たものは10作もない…はず ほぼ配信
来年からはまた記録をつけなおそうと思います

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