村上綾野(あやや)

NPO法人HUG for ALL代表理事。「すべての子どもに安心できる居場所と生きる力…

村上綾野(あやや)

NPO法人HUG for ALL代表理事。「すべての子どもに安心できる居場所と生きる力を」という願いをもって、児童養護施設でくらす子どもたちの「主体的な」学びと自立を支える活動を行っています。

マガジン

  • Tagiru.滞在記

    2023年8月のスリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」の滞在記です。

  • 天外塾

    天外塾での様々なワークの学びと出逢いについての記事です。

最近の記事

Tagiru.滞在記 #4

Ayu bowan!今回はTagiru.滞在4日目のお話。アーユルヴェーダで目に見えない「力」を感じた、私にとって人生の中でも忘れられない一日について。 なんだか書くのにもエネルギーが必要で、投稿までに時間が空いてしまいました。 朝の時間この日は午後に日本とのミーティングが一件。その準備もあって、朝6:00前に目が覚めてから、少しパソコンで資料づくりの仕事をしました。 この日の朝は太極拳の予定だったので、はりきって6:30前に外に出ると、「今日はお休みです」とスタッフの

    • Tagiru.滞在記 #3

      Ayu bowan!ぼーっとしていたらあっという間に10月も中旬になってしまいました。 今回は滞在3日目のTagiru.での一日をレポートしたいと思います。実はTagiru.3日目は今日からちょうど2ヶ月前の8月10日。もう2ヶ月も経ったような、まだ2ヶ月のような、不思議な気分です。 一日のはじまりこの日は耳栓効果もあって、波の音も気にならずにぐっすり。朝は目覚ましもかけていないのに5:30にすっかり目が覚めました。 この日の朝のアクティビティはヨガ。ヨガの先生は基本は

      • Tagiru.滞在記 #2

        Ayu bowan!今回はTagiru.での2日目のことを書いていきます。アーユルヴェーダの初マッサージに初診察、そして脅威のお薬の話。 一日のはじまり前日21時ごろに寝たせいか、この日は朝4:30に目が覚めました。朝は6:30から水・金は太極拳、それ以外の日はヨガのクラスがあって、そのあと7:40から朝ごはんというのが毎日のスケジュール。 まだこのあたりではなんとなく「ルールに従わなきゃ」みたいな感覚があって、6:30のヨガのクラスまで部屋で読書をしてました。因みにこの

        • 天外塾インナーチャイルドのワーク

          2023年の7〜9月は、天外塾のインナーチャイルドのワークに通いました。昨日が最終講だったので、気づいたことや感じたこと、そこで得たものと手放したものについて、備忘録代わりに書いていきます。 天外塾のインナーチャイルドワークとは天外塾は「行動(doing)のマネジメントから存在(being)のマネジメントへ」という言葉を掲げ、個人と組織の自己変容を促す経営塾です。 私は昨年度後半に天外塾に通っていたのですが、当時よく出てきていたのが「〜しなきゃ」「〜せねば」という責任感の

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        • Tagiru.滞在記
          5本
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          1本

        記事

          Tagiru.滞在記 #1

          こんにちは。今日はTagiru.への旅路と出逢いの一日について書いてみたいと思います。 Tagiru.への行き方Tagiru.があるのはスリランカのInduruwaという地域。コロンボ空港から来るまで2〜3時間、Bentotaというリゾートエリアの近くにあります。 成田からコロンボまでは週4回、スリランカ航空の直行便が出ています。フライトは約9〜10時間。直行便以外にもいろんなルートがあるようですが、最短で到着する直行便で行って、なるべくTagiru.滞在を延ばすのが、個

          Tagiru.滞在記 #0

          2023年8月。人生に大きな変化をもたらす13日間を過ごしました。スリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」での時間。帰国から2週間が過ぎましたが、そこでの変化はまだ私の中に在ります。 このブログシリーズでは、Tagiru.での13日間の滞在で「あったこと」と「私の中に起きたこと」を残していきたいと思います。 まず、今回は本格的にTagiru.でのことを書き始める前の「#0」として、滞在記とは少し違う角度で、Tagiru.と私のことを書いてみます。 Tagir

          「この先を生む人」を読んで

          私も2017年に二期生として参加させていただいた「ティーチャーズ・イニシアティブ(TI)」の記録。第1章ではTIとは何か、第2章ではTIに参加した先生方によるご自身の学びと変容の記録、第3章では児美川先生による解説、という構成で語られています。 第2章に登場する先生方は、いっしょに二期生として学んだ方も含めて、直接知っている方々ばかり。それぞれの言葉で語られた、TI参加前のジレンマやTIに参加しての戸惑い、そしてそこからの学びと先生自身の挑戦は、改めて振り返ってみると本当に

          「この先を生む人」を読んで

          「探求のススメ」からのまなび

          敬愛する大先輩であり、HUG for ALLの理事としてもお世話になっている宮地さんの著書「探求のススメ」。3月に入手してから何度も繰り返し読んだのですが、じっくり時間をとれるときにレビューを書きたい!と思って、ゴールデンウィークまで寝かせてしまいました。 HUG for ALLとして子どもたちにかかわるときにも大切だなと思ったことがたくさんありました。第1章と第2章の内容を中心に、備忘録としてまなびをメモしておきたいと思います。 ◆子どもが自ら学び始めるために重要なこと

          「探求のススメ」からのまなび

          21年5月「まなび」を考える Part.2

          みなさま、こんにちは。緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか。私にとっての「まなび」って何?というテーマでの連続投稿。今回は「インプットとアウトプット」という観点から「まなび」を考えてみたいと思います。 ◆考えたきっかけ◆ 「まなびにはアウトプットが重要だ」っていうけど、インプットなしにアウトプットだけ続けるのってまなびになるの?逆にインプットだけ続けてたらどうなるの?「まなび」について考える中で、ふとそんな問いが浮かんできました。実はこのテーマ、

          21年5月「まなび」を考える Part.2

          21年4月「まなび」を考える Part.1

          みなさま、こんにちは。私にとっての「まなび」って何?というテーマでの連続投稿。まず最初は「勉強とまなびって同じもの?」という切り口で考えてみたいと思います。 ◆ 私にとっての「勉強」 ◆ 小学生の私にとって「勉強」は「当然やるもの」でした。 「働くのがパパの仕事、家事がママの仕事、子どもは勉強するのが仕事」というのが我が家の不文律で、勉強して良い成績を取るべきだというのは私の中での「常識」。学校の宿題は当然やる、それに加えて「ママ勉強」という名の自習もやる。そこに疑問を感

          21年4月「まなび」を考える Part.1

          21年4月「まなび」を考える Part.0

          みなさま、こんにちは。 「箱入り娘がHFAを始めた理由」を書いて以来自分だけの雑記帳と化していたnoteですが、考えていることや信じていることを発信するために、これからは不定期に更新していこうと思います。 今回のテーマは、私にとっての「まなび」って何?ということ。HFAの支援の現場で何度もぶつかってきたこの問いですが、なかなかうまく答えられない自分がいました。ぼんやりとしたものはあるけど形になっていない感じです。 でも「まなび」の定義って人それぞれなんですよね。HFAにか

          21年4月「まなび」を考える Part.0

          箱入り娘がHFAを始めた理由

          箱入り娘からサラリーマンへ。そんな私がなぜHUG for ALLというNPOを立ち上げることになったのか。2019年に整理した理由を、改めて残しておきたいと思います。 ①家族も親族も大好き!な子ども時代地元の総合病院で産婦人科医をしている父と、専業主婦の母。そして弟二人。京都の宇治で、のんびりと生活をしていました。夏休みと冬休みは母方の実家がある岡山に行くのが楽しみ。岡山に行くと、祖父母と伯父伯母に甘やかされながら、いとこたちに一緒に遊んでもらうのが日常でした。また、滋賀に

          箱入り娘がHFAを始めた理由