あの日のことを振り返る。
もう本当にこの冒頭の挨拶を考える時間にストレスを感じてしまっている藤田です。
さて、今回は「夢が叶えられられなくなった瞬間に考えること。」というテーマでお話させていただきます。
夢を破られた瞬間に頭に浮かぶこと、そこから考えたこと。僕が実際に経験したことを読んでみてください。
僕のことをご存知の方は、高校サッカーでの成績もご存知だと思われます。
スタッフ、チームメイト、友達、環境にとてと恵まれつつ、全員で切磋琢磨して、埼玉県一位を二回、ベスト4を三回、関東二位を獲りました。
卒業してからずっと、この高校で過ごせて良かったとしか感じません。今でもコーチとして携わさせていただいています。
在学中は、どんなにボロクソ言われたり、どんなにこっぴどく好きな子に振られたり、どんなに友達と上手くいかなくても、僕には「親友と全国で闘う。」という夢があって、三年間成長しました。
明日から母校の高校サッカー選手権大会が初戦を迎えるので、自分のあの時を振り返ってみようと考えました。
二年前の11月11日、最後の大会でまた負けて、僕は人生で初めて「夢」を潰されました。
「夢」のためにいろんなことを犠牲にして、いろんなことを経験してきたのに、なんて勝負の神様は残酷なことをするのだと思いました。
それよりも最初に頭に浮かんだのは、「親友に申し訳ない、家族はもちろん、学校の友達も地元の友達も含めて応援してくれていた方、自分に関わってくれた方、本当に全国に行けなくて謝りたい。」という謝罪の気持ちで溢れかえっていました。
その結果、試合終わった後の会場にいる間は涙が止まりませんでした。人生で一番泣いた日です。
気持ちが落ち着いて冷静になると、自分は何をすればいいのかということを考え出す、ロマンチストボーイになりました。
高校サッカーで引退すると決めていたので、サッカー中心の生活から何を軸に生きていけばいいのか分からなくなりました。
家族でファミレスにいき、パフェと唐揚げを食べ始めた時も涙が止まらなかったのですが、たくさんのメッセージが来たことに気づいてもっと涙が止まらなくなったことを覚えています。
そこで気づいたことは、謝罪よりも伝えなければいけないのは感謝の気持ちだと。
感謝があるから謝罪が生まれる。
僕はこう思います。伝える順番とかじゃなくて、どう伝わるかが大切ということ。
・全国に行けなくてごめんなさい。でも、感謝してます。
よりも、
・全国に行けなくてごめんなさい。でも、ここまで来れたのは、こんな僕に関わってくれたみなさんのおかげです。
少しくさいように聞こえるかもしれませんが、「感謝」の気持ちに嘘をつくのは僕はありえないと思います。
感謝する側が言うのもおかしな話なのですが、なぜなら、人は感謝されて他者貢献をしているとやっと感じれるから、その感謝の気持ちに嘘をつくということは、その人そのものをけなしていることになります。
頭に浮かんだ順として、
謝罪→自分のこと→感謝
でも、人として良い考えは、
まず感謝。
ではないでしょうか。
人間辛い時は「ああ、こんな試練をありがとう。」なんて思いません。
人間幸せな時は「もっとお金くれ、幸せちょうだい。」と欲深くなります。
だから、感謝の気持ちを常に持つことが大切なのです。
感謝の気持ちを常に持つことは当たり前ですが、当たり前という流れ作業にしてはいけません。
ではまた!
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