コーヒーのわたしから紅茶のわたしたちへ
朝起きると夫がキッチンに立ち、コーヒーをいれている。
その香りにつられ目が覚めて、寝ぼけ眼で駆け寄る。
なんちゃって。ウソである。ただの空想だ。
CMや映画で見たようなそんな風景に昔は憧れていた。
しかし、理想と現実は程遠い。
私たち夫婦は(特に私)眠ることが好きだ。かっこ悪く言うと、朝がとても弱い。
毎朝私より15分も早く起きる夫に心の中で賛辞をおくりながら、「あと5分」と布団の中に縮こまる。最近はめっきり気温が低くなってきたので、朝弱族には耐えがたい。
よし