全ての出費を、可処分所得に変換しろ!
飛丸だ。
金についての俺の夢は、ミダス王になることだった。つまりは、触れるもの全てを黄金に変える能力を身に付けることだ。金を使えば使うだけ増える。遊んでいるだけなのに金が入ってくる。そういう人生だ。
あまり知られていないが、「王様の耳はロバの耳」の主人公のモデルはミダス王だと言われている。半人半馬のシーレーノスをもてなした褒美として触れるモノ全てが黄金になる能力を手に入れた結果、食べ物も愛する人も全てが黄金になってしまい、ギリシャ神話に登場する酒(葡萄酒と酩酊)の神ディオニュソスがその能力から解放するというオチがつく。
「川で身を清めよ」という指示に従うと、ミダス王は元に戻った。その能力は現在する川から砂金が取れる理由として語り継がれている。神話に登場するパクタロス川は、現在のトルコのエーゲ海地方に流れるサルト川である。
話が逸れてしまった。
今日は少しケチくさい話になるが、「消費」や「浪費」として使ってお金を、自分の可処分所得として取り戻す話をする。ちなみに税金の話はしない。そういう話は個別相談か、専門家に頼む。
一言で言ってしまえば、以下だ。
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