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暗号資産(仮想通貨)のボラティリティに負けない投資方法とは

ボラティリティとは
価格の変動幅のことです。

一般的な円やドルといった法定通貨の
1日のボラティリティの平均は1%程度ですが、
暗号資産(仮想通貨)は
10%を越える日も少なくありません。

前回のお話で暗号通貨への
投資の成功のカギは

「ボラティリティを乗り越えることにある。」

とお伝えしました。

今回のお話では
「ボラティリティを乗り越える方法」
について具体的にお伝えしたいと思います。

あるコインへ投資していたら、
ボラティリティによって
資産が目減りしてしまった。

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なんて経験をすでに
暗号資産への投資をされている人の
ほとんどが経験した事があると思います。

損失の原因でもありますが、
逆にそのボラティリティがあったからこそ、
高い利益が生じられることもあります。

ボラティリティは
リスクにも利益の元にもなる

ということです。

利益が得られたら良いですが、
暗号資産で資産運用していたつもりが
損をしてしまって、
実際には増えてないのはイヤですよね。 

この記事を最後まで読み、
ボラティリティを乗り超える
具体的な方法について
理解していただけたらと思います。

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「暗号資産は投機なのでやめるべきだ」
という意見もありますが、
直感に任せて投機・ギャンブルすれば
資産を増やすことは難しいです。

特定のルールに従った戦略を使いこなす
「投資」をやってこそ、
リスクを抑えて利益を得ることができます。

投資には基礎知識と戦略が必要です。

投資の基礎知識と戦略なしに
漠然とした期待感だけで飛び込んで
損をしないためにも

この記事を最後まで読んでいただいて、

「暗号資産への投機(ギャンブル)」を、
「投資」に変えていきましょう。

それでは本題です。

映画「マネーボール」を暗号資産の投資に!?

突然ですが、ブラッド・ピット主演の
「マネーボール」という
映画を観たことはありますか?

様々な統計から
選手を客観的に評価する測定法を用いて、
他球団からは評価されていない、
埋もれた戦力を発掘し、
低予算でチームを改革する実話を
ベースにした映画です。

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彼はデータ分析に基づいた測定法で低予算でチームを導きます。

投資にも「マネーボール」と
言えるテクニックがあります。

それが「クオンツ投資」です。

2017年から暗号資産市場に
莫大な個人のマネーが流入され、
2018年のバブルがはじけることにより

非常に多くの投資家たちが
大きな損害を被りました。

これまで暗号資産関連の書籍も
多く出刊されていますが、

「どのような戦略で投資し、
どのようにリスクを管理すべきか」

について具体的かつ
計量分析的な方法が
書かれている本は多くありません。

クオンツ投資とは高度な数学的テクニックを駆使し、マーケット(株式、債券、為替、金利、コモディティ)や経済情勢などのデータをコンピューターで分析して作られた「数理モデル」に従って運用する投資のことをいいます。(定義の詳細についてはこちら)

著名な教授たちの数多くの論文でも、
クオンツ投資の有効性を証明しています。

上記の定義の「マーケット」には
資産クラスの一つとして入っていませんが、
暗号資産市場にも
こういったクオンツ戦略を適用して、
高い収益を上げながら
リスクは抑えることができるのです。

つまり、球場での「マネーボール」が
暗号資産の市場では「クオンツ投資」です。

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クオンツで暗号資産投資の世界を変えられる!?

なぜ暗号資産の投資にクオンツ!?

ビットコインなど特定の暗号資産の価格が
上がり続ければ問題はありませんが、
暗号資産のボラティリティ(価格変動性)が
あまりにも大きいため、

たった1日でも
資産の半分近い損失が生じるリスクが
常に存在しています。

暗号資産のボラティリティにより、
含み損が出ても
動じない精神力を持つことは
投資をする上で重要なことですが、
簡単なことではありません。

人の感情は投資に全く適しておらず、
投資家のほとんどは
相場変動に感情が
振り回されて損をしてしまうのです。

さらに人間の脳は心理的偏向(bias)があり、
間違ってると分かっていても
同じミスを繰り返してしまいます。

そこで投資判断を人が行うのではなく、
コンピューターが行うことで
相場変動に感情が振り回されることなく
利益を得ることができます。

クオンツ投資は客観的にデータのみを見て
決まったルールに従って投資するため、
激しいボラティリティに左右されずに
(投機ではなく)投資できる方法なのです。

実はクオンツ投資は
すでに数十年前から広く知られており、
数多くのトレーダーが
毎日の売買に日常的に使ってる
伝統的なテクニカル取引手法の一つです。

しかし、単純だからって
決してバカにしてはいけません。

このブログで紹介する
極めて単純なリスク管理手法と
代表的なトレード戦略の成果は、
非常に安全でありながら、有効です。

国内では(ヘッジファンドなどの
機関投資家所属
もしくは専門個人投資家の)
少数のシステムトレーダーだけが、
このようなテクニカル分析に
基づいた自動売買戦略を
駆使しています。

また、システムトレーダーではないから
無理だといって、
クオンツ投資をはじめから諦める必要は
全くありません。

テクニカル取引の核心となる原理と戦略は
大学生でも理解できるほど単純で、簡単です。

次の連載からは暗号資産の価格が
90%以上暴落する最悪のシナリオでも
元本の10%以上を失わない
「価格変動にも左右されない」戦略の
内容を一つ一つ紹介したいと思います。

(つづく)







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