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台湾のY字路が、MICOさんのPVに登場


11月20日の夜、11時を過ぎたころ、栖来ひかりさんからメッセンジャーでお知らせが届いた。栖来さんは弊社の新刊『時をかける台湾Y字路』の著者である。

「たいへんです!」

iPadの通知に表示されたそのメッセージに、ドキっとする。とくに新刊が出たばかりのときは……。もしかしたら、誤植が発見されたのか!? 

いや、でもそうではなかった。

つづいて表示されたメッセージは「この動画を見てください」


SHE IS SUMMER? 知らない……(ごめんなさい)。

「嬉しくなっちゃって」?

いったい、なんなのだろう。栖来さんの知り合いの動画なのだろうか。

再生をしてすぐにわかったのは台湾が舞台であること、え、もしや、Y字路が出てくるのか!? と思ったらやっぱりそうだった。

20秒を過ぎたあたりで、SHE IS SUMMER のMICOさん(これは後から調べてわかったことです)が、「嬉しくなって、踊り出すよ♪」と歌いながら、「ビオトープY字路」(この名前は栖来さんがそう名付けたというだけで正式名称ではない)の前で踊っていたのである。

そして1分20秒すぎたあたりでは、「夢のY字路」(栖来さん命名)が出現。これは本のカバーに使ったY字路で、本でもいちばんはじめに登場する。

さらに2分をすぎたあたりで、「ビオトープY字路」から「オアシスY字路」(栖来さん命名)に切り替わった。

いくつのY字路が出てくるのだろうと思いながら、4分33秒のMVを見たのだが、結果、上記の3か所だった。

本に紹介したY字路が3か所も取り上げられて、栖来さん(@rorarininyo)はちょっと興奮気味に、ツイッターに次のように投稿した。

「ビオトープY字路」「夢のY字路」「オアシスY字路」(ついでに白靈公前のベンチでも)などでロケーションされています。どのY字路も、もはや親戚みたいに思っているY字路たちなんで、なんか「親戚のおばちゃん、なんか急にテレビ出とるんやけど!うわーー」みたいな気分です!

このPVをつくった方は、もしかして栖来さんの本を読んでくれたのかな。時間的なことを考えると、台湾版のほうをお読みになったのかもしれない。

いやいや、もちろん、独自に見つけ出した可能性もある。そうだとしたら、栖来さんとぜひY字路の魅力について語り合ってほしいなあ。

高校の修学旅行に台湾が人気だそうで、文部科学省の2017年の調査では、台湾に出かけた修学旅行生は5万人を超えたとか。

このPVも若い人たちがさらに台湾に興味をもってくれるきっかけになるかもしれない、そうしたらY字路も注目を集めるかも~、と期待に胸を膨らませながら、何度もPVを見てしまった。

おかげで、頭のなかで「嬉しくなると、涙が出るの」「嬉しくなって、踊り出すよ」のメロディーがリフレイン。Y字路をきっかけに、新しい音楽と出会えた夜だった。


追記 その後、このPVを監督した穐山茉由さんから栖来さんに連絡があって、本を読んでいただいていることがわかりました。


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