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故人との最期のお別れのあり方について考えたこと

お葬式は誰の何のため?

僕はお葬式をした方がいいと思う側の人です。
亡き人を悼み、悲しみ、そして最期のお別れをするための儀式のことです。

最近、こんなケースがありました。

故人との最期の別れにはドラマが・・・

火葬当日、火葬場に集まったご遺族たち。
故人は火葬の前日に亡くなった方で、喪主(故人のご兄弟)の意向に従って葬儀は火葬のみ、特にお葬式などをしないいわゆる直葬スタイルで、恐らく葬儀社のスタッフも依頼内容に基づいて粛々と葬儀を進めていこうとしていたことでしょう。

しかし、そこには故人のお父さん(私から見たらけっこうお年を召された方)もみえていたのですが、このお父さん、どうやら息子の死を急に知らされただけでなく(多分に病気だったとか死期が近いとかということも疎遠で知らなかったのでしょう)、式もせずに火葬だけを行おうとする喪主に対して納得がいかず、果てには葬儀社のスタッフと延々場所を変えながら話をし続け、いやいやなんとか火葬から収骨までを執り行い、まあ最後は落ち着いた表情で火葬場を後にされたのでした。


また別のケースでは…
式場のプロジェクターとPCとの接続がうまくいかなということで現場に駆けつけ、種々の調整を行いながら投影しようとしていたパワーポイントのデータを(偶然にも)拝見してしまったところ、非常に感動させられてしまいました。

お孫さん(私と同世代)が作ったそれは、故人であるお婆ちゃんの生い立ちから最期までの写真をまとめたもので、実に温かみのある内容だったのでした。

まさに愛の溢れる告別式を行ったのではないかとお察しします。

まとめ!

ちょっと話がバラつきましたが、元に戻しますと。
お葬式はきちんとやった方がいい。
お葬式は故人のためじゃないんですよ。
自分自身や家族。故人の友人など。
故人を取り巻く人々の心の整理のために。
豪華にやろうと質素にやろうと、とにかく“最期の”お別れの場(機会)を設けてほしい。

僕はそう強く願いますし、僕自身も家族の為に出来ることはやりたいと思う。
もちろん僕自身が死んだ時には家族をはじめ生前お世話になった方々に何かしら感謝の気持ちが伝えられるよう、家族には今から色々伝えておこうと思うのです。

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