頭部入力デバイスを作ってみる その5

ジャイロを使う場合の問題点

ジャイロを使用したマウスの場合、問題点としては以下のようなものがある。(強いてあげれば、だが。)

・デバイスにバッテリーを搭載する必要がある
センサを動かすため、入力デバイス側にバッテリーを搭載することになる。
bluetooth等はそれなりに電力を食うので、稼働時間が問題となる。

・有線接続になるとコードが邪魔
バッテリーの問題ににも関連するが、PCとデバイスを繋げっぱなしにすると、コードのとりまわしがうっとおしい。(とはいえヘッドホンとかは実際にそこまで邪魔じゃないので、思い過ごしかもしれない)
また、USBを使用する場合は以下の制約があり、これを延長するにはリピーターケーブルが必要になる。

USB2.0の場合は下記の通り。 ・最大ケーブル長 :5m以内 ※単純な延長ケーブルを用いる場合は合計長に注意! ところが、USB3.0は2.0よりも短いのです。 ・最大ケーブル長 :3m以内

・カーソルの横移動が変な感じになる
実はジャイロセンサ単体では、yaw軸回転のセンシングができない。
これを実現しようとすると、3軸ジャイロに加えて3軸加速度、3軸地磁気の9軸センサが必要になる。
先述のリンク先にある頭部操作デバイスなどは、おそらく3軸ジャイロと3軸加速度の6軸で製作されている。水平方向のカーソル移動をroll回転で行うという少し違和感のある操作方法となる。

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画像はこちらから引用
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1502/23/news016.html

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