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能登半島地震の義援金を石川県庁に持って行く金沢旅

金沢には友達が住んでいるので、コロナ過前は毎年のように行っていました。
コロナ過が明けて去年の12月、4年ぶりに友達に会いに行った後、あの震災が。

自分に出来ることをと思い、経営している店でチャリティマルシェを開催して義援金が集まったので、石川県庁の窓口で手渡すことにしました。

義援金はもちろん振込みできます。当初はそう考えてました。
でも、マルシェで出店者さんたちが1円の利益にもならないのにわざわざ作った商品をたくさん提供してくれたり、「仕事を通して支援できる機会を作ってくれてありがとう!」と言ってくれたり、お客様たちがたくさん買って支援してくれる姿を見ていたら泣けてきて、みんなの想いが詰まった義援金を直接渡しに行きたい!という気持ちに自然になってしまったのです。
そして友達にも会って、旅行もして楽しみながら貢献しよう!ということになりました。

名古屋から金沢まで、特急しらさぎで3時間。
平日なのに名古屋駅のホームには長い行列が。自由席でも余裕で乗れるんじゃない?と思っていたけど、ギリギリセーフでした。
ちなみに3月16日からは全席指定になるそうです。

金沢駅に友達が迎えに来てくれて、一緒に県庁の出納室義援金受付窓口へ。
ちょうどお昼時だったので、おにぎりを食べていた職員さんに声をかけてお邪魔してしまいました💦

石川県庁 3階の出納室にて

無事手渡しして領収書も頂いて、ミッションコンプリート!
被災地の復興にはまだまだ時間もお金もかかるので、有意義に使って頂けますように。
少しでも早く、落ち着いた生活と仕事が戻りますように。

石川県庁は真ん中に大きな吹き抜けがあって都会のオフィスビルのよう

県庁を後にして、ランチの予約をしていたスープのお店 edenさんへ。

香林坊の繁華街から少し入った「すみれハウス」というアパートの一室にあります

Instagramで拝見していて「素敵だな〜、詩的だな〜」と思っていたお店は、ほわっと春の暖かな空気に包まれたような空間。
居心地良すぎ!近くにあれば絶対通う!

今日のスープは海鮮のレモンラッサム
スパイス小豆ごはん
ケークサレ、サラダなどセットに

エビやイカの入った酸味のあるスープに、小豆とスパイスで炊いた佐賀県産のパラパラっとしたご飯。
サラダのセロリが良いアクセントになって、ネーブルオレンジのドレッシングが爽やかな春の風味。
全部美味しかった〜。

帰り際店主さんが声をかけてくださり、そこで生まれた交流から私の中に1つまた小さな輪が増えた感じがしました。 
あんな素敵な人になりたい!と思える、笑顔が暖かな包容力のある方でした。
私ももっと歳を取ったとき、若い人が歳を重ねることに希望が持てる、憧れの人みたいな存在になりたいな〜。
そうやって希望の連鎖を繋げられるように、頑張ろう!

ランチの後は甘いものよね、ってことでシェ・ヌゥさんへ移動してパフェを頂きました。

季節のフルーツを贅沢に使ったパフェ

数年前にお邪魔してから2回目でしたが、変わらず甘さ控えめのパフェは美味しかった!
ガトーショコラ、いちごアイスクリーム、柑橘のゼリー、パリパリのチュイール、メレンゲクッキー、全部手作りの味で絶妙なバランス。

店内は落ち着いた雰囲気の家具やインテリア
景色も最高


翌日、友達は仕事のため一人で金沢散策。
朝ご飯は近江町市場近くの東出珈琲さんで軽くトーストとミルクティーを。
(私コーヒーが飲めないので悪しからず🙇)

もっちりしたトースト
バターかジャムか半分ずつか選べます

この日の中日新聞北陸版、一面は震災の記事でした。
東出珈琲さんは観光客と地元の常連さんでいつも賑わっています。

近江町市場のすぐそばなので、そこから近いひがし茶屋街に行こうかとテクテク歩いていると、ちょっと気になっていた台湾カフェがあったので、入ってみました。

四知堂さん
昔の問屋さん?をおしゃれに改装してます
黒胡麻湯圓入りの紫芋ココナッツミルクと台湾茶のセット
変わったお花だなと思って近くで見たら開いたチューリップでした


ひがし茶屋街に着いて、たまたま目についた重要文化財のお茶屋さん「志摩」に入ってみました。

襖の取っ手に七宝が埋め込まれている
お雛様の掛け軸

非日常の空間作りを競ったお茶屋さんの文化があったからこそ、加賀蒔絵や漆塗りなど伝統文化も切磋琢磨して発展していったのだろうなと思いを馳せました。


この日はお昼頃から小雨が降り始めて、3月初旬の金沢はまだまだ冷えます。

ランチは更科藤井さんでたぬきそば
温かいたぬきそばが沁みて、飲み干してしまいました
金沢の料理は全般的に薄味


ランチの後少し買い物をして、金沢駅までバスで向かい、夕方のしらさぎで名古屋へ戻ります。
帰りはしっかり指定席を取りましたよ。

電車の出発まで時間があったので、駅ビルの回らない「まいもん寿司」で、生ほたるいか、白海老、さわら、昆布鯛、あおりいか、イワシを頂きました。
もう全部美味しい!
駅ビルのお寿司屋さんでこのクオリティが食べられるとは、さすが北陸!

金沢駅にて

復興したら今度は能登半島まで足を伸ばして観光したいな。
金沢の色々なお店で「能登のために」という表示とともに能登の食材を使ったり、売上の一部を寄付したりという支援をされていました。

3月16日から北陸応援割も始まるようなので、美味しいものを食べに、会いたい人に会いに。
旅をしましょう。