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【お知らせ】うだつのあがる古本市出店内容−夫編−

プロフィール、イベントにお持ちする本をご紹介します。


【プロフィール】

村上 慧照(むらかみ えしょう)
真言宗僧侶。法務と法話ときどき執筆。


『空海散歩』

弘法大師が残された2180の名言と総勢120名の執筆者(参加しています)による法話を収録。全10巻。その名言が照らし出す奥深い妙なる仏の教えの世界は現代、私たちの身近にあることを確かに映し出しています。それは仏事だけに留まらず時事問題、子育て、いじめ、芸能、災害、感染症、戦争、知るべき世界が心中に広がり、この世といのちの存在価値に気付き、大いなる心の平安を与えてくれます。気軽に散歩をするように読んでほしいです。



セレクト

今回の出店にあたり、今の世相を踏まえ、出品する本のテーマを2つ考えました。


まずひとつめ「願いとは」
もし願いが3つ叶うなら、何を願いますか?願いも人それぞれ、ということで「三つの願い」という本を数種類用意しました。作者や国や文化が違えば、またそれぞれの物語が違って面白いです。たとえ苦しい状況でも、願いを持てば叶うまでの希望を与えてくれ現代を生きるヒントにもなり得るのではないでしょうか。


もうひとつは「生きるとは」です。
絵本『葉っぱのフレディ』は、葉っぱとして生まれたフレディはなぜ生まれ、移り変わる四季や世界、他の葉っぱたちや人間たちとの中でどう生きていくのか、自分の役割に気付いていく物語です。

別売りで葉っぱのフレディの一生をさらに拡大し音楽劇の脚本となって深堀りして楽しめる『フレディから学んだこと』もございます。私たちもなぜ生きるかを知ると、生きることに充実と喜びが生じるのです。


絵本『かっぱのすりばち』かっぱと人間の子ども同士の心温まる交流、その中で起こってしまった悲劇、追い打ちをかけるように拡がった疫病…


最近でも新型コロナウイルスの蔓延がありましたが、そうした悲劇によって狂ってしまった、いのちの共存の歯車、それにより不信、哀しみ故の怒りが生じた状況下の人間の愛憎の苦しみがよく描かれています。悲劇に直面した人々はどうしたか、交流していたかっぱはどうしたのかを見ると、感染症の蔓延、喧噪、誹謗中傷の多い世に生きる現代人にはとても考えさせられます。是非手にとっていただきたい絵本です。

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