見出し画像

家の快適さを上げるのは、家じゃない!?

こんにちは。咳がなかなか止まらなくて体調がイマイチです。咳って体力がすごく持っていかれるんですよね〜。筋肉痛もなかなか良くなりません…。

さて、引き続き、わが家を快適にするためにしたお話を続けていきたいと思います。それはズバリ、外の環境です。
どうしてそれが家の快適さを上げるのか?ちょっとわかりにくいと思いますので、とりあえずイメージから始めますね。

小さなしっかりした箱の中に温度計が入っていると思ってください。夏の暑い盛り、その箱をアスファルトの上に置いておいたら、中の温度計は何度になると思いますか?
その後、箱を移動し、芝生の上にしばらく置いてみてください。さっきとは温度は変わるのではないでしょうか。
では、最後に箱を大きな木の木陰に置いてみましょう。
結果はどうなるか?…簡単ですよね、温度は高い順に
アスファルト>芝生>木陰
となるはずです。

その箱が家だったらどうでしょう?アスファルトの道路とコンクリートの塀に囲まれた家と、芝生や木に囲まれた家だったら、夏の快適さはだいぶ違うと思います。もちろん、家そのものをしっかり断熱していれば外環境の影響は少なくなりそうですが、例えば外との温度差をエアコンで調節していると考えると、その差は少ない方が良いですよね。

では、逆に冬はどうでしょう?陽がよく当たるところに箱を置いておけば、じんわりと中が暖まりそうです。
逆に、ずっと日陰で、北からの寒風にさらされているようなところでは、中も一向に温度が上がらなそうです。

これらは当たり前のことだと思われるでしょうですが、意外と、実際に家を建てる時に外の環境まで考慮に入れるのは難しいと思っています。というより、家を買うとなったらまず立地、広さ、建物の性能に予算を割きますから、環境まで気が回らないというのが正直なところかもしれません。

わが家は、土地が潤沢だったという恵まれた状況ではあったのですが、この「外の環境にこだわる」というのは実は一番順位が上でした。最初から、家の周りを豊かな緑で囲みたかったのです。
もう少し具体的に言うと、南側には、ぐんぐんと枝を張る落葉樹を植えて木陰を作りました。一番役に立ってくれているのは西側にある大木で、これは家を建てる前からここに生えていたものを利用したのですが、とてもいい塩梅で西日を遮ってくれています。
落葉樹は冬になると日差しを取り込むことも可能になります。ただし、視線を外したり外との境目にするための垣根は低めに揃えた常緑樹を植えました。
また、北側も常緑樹を植えることで北風の直撃をいくぶん和らげてもらっています。
庭は芝生にしてあります。夏は青々とした芝が日差しの照り返しを防いでくれます。冬は枯れて寂しくなっちゃいますけどね。でも春になるとまたしっかり青々とするんです。

こうしてわが家は、快適さを外からも最大限取り入れるようにしました。最初植えた時はちょっと頼りなげだった樹木たちも、年を追うごとに立派になり、夏になるとわが家はちょっとした森です。
ただそのままだと森に沈んだ廃屋みたいになってしまうので(汗)、毎年植木屋さんに剪定してもらっていますが、コストはめちゃめちゃかかってしまいます(泣)
こういったコストの話も、今度ちゃんとお話ししたいですね。

庭の一角からの風景です。夏の終わりに大規模な剪定を終え、青空も映えます。今は秋も深まり紅葉と落ち葉の季節。

でもこの「外の環境にこだわる」が一番上に来たのには、理由があります。家を建てたいな〜と考え始めて、いろいろと調べていくうちに、ある一冊の本に出会ったからなのです。この出会いが私にとって、快適な暮らしというものの漠然とした感覚をひっくり返すほどのインパクトをくれたのです。

というわけで、文字数も多くなってしまったので、次回からその本との出会いについてお話ししていきたいと思っています。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
少しずつスキを押してくださる方が増え、とても嬉しくて励みになります。
いつもありがとうございます!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?