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家の快適さは断熱で決まる

こんにちは。かなり冷え込む日と、日中暖かい日が交互にやってきて、ちょっと体調がついていかない日々ですね。

さて、続きを書くと言っていた「私がこだわった心地いい住まい」シリーズですが、タイトルが同じのに飽きたので笑、今回は断言してみました。わが家ではどう「断熱」にこだわったのかを書いてみます。

この家を建てようと思った頃にはすでに「高気密・高断熱」住宅はかなりブームになる兆しがありました。関連書籍もたくさんあり、ひと通り目を通して、その重要さについては理解していましたし、なるべくならわが家もそうしたい、と思っていました。
しかしそこだけにこだわると、キリがないというか、もちろん予算もうなぎ登りですし、そもそも一年中密室にいるようなイメージになってしまい、工務店にお願いしたのはできる範囲での「普通の断熱、普通の気密」ということにしました。

断熱材について

というわけでわが家が採用したのは断熱材を「セルロースファイバー」にすること。これは、天然素材のセルロース、と言っても古新聞が原料なのだそうですが、これを隙間がないように壁内に吹き付けるというもの。吹き付けなのでグラスウールよりは劣化による隙間ができにくく、断熱性能の高さもありつつ環境にもやさしいというものです。コストは少し上がりますが、ここはこだわったところでした。

あとは壁だけでなく、屋根からの熱対策にもこの断熱材をフル活用し、二階の天井裏にもしっかり吹き付けてもらってます。三角の屋根まで見える吹き抜け、ちょっと憧れたんですけど、夏の日差しによる熱波を想像し…断熱を優先しました。

窓について

そして断熱にとっては最重要の「窓」、これは最初が肝心ということで、全てLow–E複層ガラス、樹脂サッシのものを採用しました。Low-E とは内側の一面がコーティングされており、紫外線などを防ぎつつより断熱性、遮熱性を高めた構造のものです。でも見た目には普通の二重窓です。
しかし導入してみると、特に樹脂のサッシは結露が全くありません。さすがの断熱性能で素晴らしいです。さらに住んでみてわかったのは、遮音性が素晴らしく良いということ。
わが家は踏切が近くにあるのですが、この窓を締め切ってしまうとほとんど気になりません(全く音がしないわけではありませんが)。高性能な窓はその価格に見合った価値があります!

ただデメリットもあります。それは、掃き出し窓のような大きな窓になると、めっちゃ重いのです。重いので勢いよく閉めると、指を挟みそうになる時があり、大惨事になりそうで怖いです…気をつけないといけません。

床は特になし

ちなみに床はベタ基礎です。冬に床から上がってくる冷気対策に床暖房を検討しましたが、後々のメンテナンスのことを考えて採用は見送りました。その代わりに、リビングにはかなり大きい蓄熱式暖房器を採用しています。この暖房もけっこうおすすめなのですが、今となってはちょっと難もあり…。いつか別の回で詳しく説明したいです。

こんなにこだわったけれども…

このようにかなりこだわった断熱性能ですが、実はちょっと失敗したな〜と思ったこともあります。それは、前回も書いた「日当たり」と関わってくるのですが…
この辺りを含め、こだわりまくって建てたわが家にも、住んでわかったデメリットがありますので、それは次回に書いてみたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
よかったらスキを押していってくださいね。

追記

この断熱についての回を書こうと思っていた時、ちょうどVoicyでフォローしている建築家の竹内昌義さんが、すぐに始められる断熱について解説していらっしゃいました。とても参考になるので興味がありましたらぜひ聴いてみてください。

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