明けない夜があるならば・・

吾輩は下戸である。
名前に意味はない。

もしも、寝るのが惜しいぐらい楽しい夜があるとするならば、まさに今である。
You Tubeで自分の知らない曲を聞いているうちに、右に並ぶおすすめが気になってしょうがなくなってしまう夜。

そのリンクを踏めば踏むほど懐かしい曲の沼にはまり込んで自分の中から溢れ出す深夜のテンションとおそらく翌朝に改めて考えるとクソみたいなアイデア、妄想の数々。

今夜は作曲家にも、画家にも、写真家にも、イラストレーターにも文豪にもワンルームでなれる夜。だから寝るのが惜しい

それは明日から4連休というところからくるものかもしれない。明日はどんなに遅く起きても誰も困らない。
仮に困る人がいるとすればそれは自分である。そのぐらい誰も困らない。

明日の自分への申し訳無さから、すでに詫びが始まる。
なぜなら明日はおそらく数時間しかないから。開始の合図とともに1日の半分が終わっているから
むしろ用事は午前中に済ませたいタイプの人間なので実質明日はない。4連休と思っていたら3連休なのである。

夜は短し、駆けよ男子
明けない夜はないという。

ただ、明けない夜があるならば・・
こんな夜であってほしい。

止まない雨はないという。
ただ、止まない雨が降るならば・・
その前に洗濯をして、ゴアテックスのレインウェアと長靴を買いたい。

You Tubeのライブ映像のお客さんたちの声が遠く懐かしい
おいおいと揶揄されていた歓声も、今じゃ閑静を強いられて
感性はなにも動かず、完成から程遠い。

もうそういうのはなしにしたい。
だから今夜は楽しいはなしにしたい。

こんな夜が次にいつくるかわからないが
その時は、またよろしく。


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