◆逆噴射小説大賞◆へるまのピースフルゆるふわ日常物まとめ(今期のき●ら枠とかそういうやつだ)
「へるま君、ちょっと」
「編集長か、何の用だ」
「君の投稿作さぁ、やたらと戦いすぎじゃないか?」
「闘争は生物の本能だろう」
「生物こんなに毎日戦ってないでしょ」
「貴様だって闘争の末にその椅子に座っているはずだ」
「そりゃあそうだけども」
「今までに何人手にかけてきたんだ」
「1000人から先は覚えてないよ」
「で、何か?戦わないパルプを書けとでもいうのか」
「だってさ、洗濯バサミvsフランス人形にはじまって、人類と吸血のアレとか横綱vsアレとか孔明とアレとか、キミそんなんばっかでしょ」
「よしわかった、俺がバトルがないやつも書ける真のオールラウンダーであることを証明してやろう」
~一週間後~
「おい編集長。これが真の俺、すなわちトゥルー俺の作品だ。目を通せ」
「へるま君これさあ、この子はともかく残りは絶対戦うよねこれ」
「ここでは戦ってないだろ、つまりバトルものではない」
「でも片方は殺j・・・」
「ネタバレ感想は禁止だ。あんたのうごきはKGBによまれてるぜ」
「これも戦うでしょ間違いなく」
「上質なホラーが書きたかっただけだ。これからのことは奴らが自分自身で決めることだ」
「でも戦わせるんでしょ」
「当たり前だろう」
「これはもう戦っちゃってるじゃん。しかも冒頭からさ」
「真なる俺を見せると言ったのだから当然バトルはある」
「カンダタ戦うの?」
「戦うに決まってるだろ。男というのはそういうものだ」
「へるま君さあ、トンデモ生物大好きだよね」
「キメラとかグリフォンとかペガサスに心踊らない奴はタマナシだろ」
「西部劇は男のロマンだねぇ」
「いい加減サラリーを払って俺にRDRⅡをやらせるんだ。これは命令だ」
明日へ
「結局ほとんど戦ってなかった?」
「逃げ出した先に楽園なんてありゃしねぇのさ」
「どっかで聞いた台詞だねぇ」
【終わり】