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第19回:悠久の歴史のち、入院。in西安

ドラミ老師、日本は「令和」の新時代。いかがお過ごしでしょうか。

春休み、上海の日本人親子の姿が見かけなくなるころ。我が家は西安へ二泊三日のパックツアーで行ってきました。パックツアーといえども、家族専用のワゴン車で、日本語ガイドさんが案内してくれるので、安心かつ充実。

日本語ガイドさんは、中国版歴女系ガイド。
中国の歴史のオモテからウラまで知識が豊かです。また日本通でもあるので、どんな話題でも盛り上がり、テンポよく観光が始まりました。

まずは、真言宗を開祖した空海が修行したという青龍寺。

どうやら、最近の若い子たちは「唐装」という中国の宮廷ドラマから飛び出したようなコスプレをして写真を撮るのが流行中。日本の和装とは違う雅やかな雰囲気が、映えますね~。

秦の始皇帝の陵。この始皇帝、西安の街を見下ろすように眠っているそうです。


目が回る忙しさで2日目、更にじゃんじゃん観光地へ。
日本人も教科書でおなじみの兵馬桶。

思っている以上に広い。
そして、埴輪と同じくらい?の人…。

華清池、玄宗皇帝が、楊貴妃の為だけに作った湯殿もある。

この日は夕食の西安バーガーをかじり、帰宅。
最終日の明日に備えて、早々に就寝。

ところが深夜12時、ふっと目が覚め、感じる不快感。
……ヤマダ「ヤバい、ぎぼぢわるい(きもちわるい)」お酒も飲んでないのに、吐き気と格闘、不快感MAX。とうとうトイレからベッドの往復も出来なくなり、ビニール袋握りしめてしゃがみ込む。

夫がガイドさんに電話するも、今は深夜、寝てますよね。連絡がつきません。つづいて旅行会社に電話。「ガイドさんに連絡しますね」と、そそくさと切る。

がーーーーーーーん。

ヤマダ、ホテルの人の助けで、タクシーに乗り込み西安の市民病院へ。
夫は、スヤスヤ眠るこどもたちを置いて行けないので待機係。
ここからは、ヤマダの頼りない中国語と、同行のホテルマンに頼ることになります。
早速、道中でホテルマンがヤマダに「英語はどうなの?」と。
ヤマダ、ビニール袋に顔をあてながら、「中国語の方がまだイケる!」と答える。
ドラミ老師、中国のビニール袋が、薄すぎてとても不安です!!!!
10分ほどで市民病院に到着、こんな時のタクシーの決済もスマホ決済!

中国の病院、システムが違うので、血液検査の前に血液検査代をお支払い。
こんな時の血液検査代の決済もスマホ決済!
いや、もはや決済できる体力ありませんよ、仕方なくホテルマンが私のスマホで決済。

診察し、検査結果を見てお医者さんが言いました。
「急性胃腸炎につき入院です」

ホテルマンが車いすを借りてきてくれて、別の棟にある隔離病棟に。
この時すがすがしい朝の空気を感じながら、中庭を通って隔離病棟のベッドにたどりつきました。ここでやっと、ガイドさんと連絡が取れました。

吐き気は止まらず、動けませんが、もうガイドが来るので、ホテルマンに職場にもどるよう伝えました。今思えば、ありがとうの一言も言えませんでした。

病室のベッドで吐き気も落ち着いてきました。あとは水分を摂り、時間の許す限り点滴を打って、寝ます。

どうにか予定どうり、その日の夕方の空港で上海に帰りましたが、再び病院に直行。数日間、自宅療養ののち回復。同時に短期ダイエット成功となりました(涙)。

ヤマダ、西安のピンチを闘い貫きました。
そして、ほとんど書くことはできませんでしたが、沢山人に助けられました。

多谢!

【コラムライター紹介】ヤマダ
2015年藤枝市で開催された、女性起業家講座を受講、講座の内容とドラミ老師の考えに感化されドラミ老師のカバン持ちを志願するが失敗。以降、ドラミ老師の追っかけをするかのようにハーサイズに入会。
ハーサイズのセミナー会員を経て、サポート会員2期目突入した、上海在住の専業主婦。既婚、二児の母であるが未だ、人生モヤモヤ中。将来の夢は、面白く稼いで、夫をひざまづかせること。

一般社団法人ハーサイズ(浜松市女性起業家支援団体)

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