小説 第一回AI Selection (30) 馬耳島 封

支持者「先生、今年の夏は、北海道でも暑いですな。お身体は大丈夫ですか?今年は電力不足で、北海道でも節電で、クーラーも使えんでしょ。」

馬耳島「北海道でもクーラーがいるとは思ってもオラなんだわ。」

支持者「温暖化の影響で、こっちの気温も毎年上がってきておりますから。」

馬耳島「じゃあ冬場の雪が減っていいんじゃないのか?」

支持者「反対です。冬場は、雪が増えてます。でも降らない年は、全然降らないから、そんな年は、雪まつりもあがったりです。」

馬耳島「まあどこでといろいろとあるわな。それで、ウイルスの方はどうなった?」

秘書官「このところ、感染率が減ってきています。対策が必要かも知れません。」

馬耳島「じゃあ、あのロシア人に何がやらせればいいじゃないか。」

秘書官「少し内密なお話なので、支持者の方は。。。」

支持者「あ、これが気が付かずに申し訳ありません。では、また夜の席で。」

馬耳島「あー。そうそう、若い娘を用意しとけ。最近、いい薬が手に入って、あっちが元気でな。ガハハ。」

支持者「10代で。では、失礼させていただきます。」
、支持者が退席した後、秘書官が耳打ちをする。

秘書官「実は、ロシア人の作ったウイルスの件で、ロシアのKGBを名乗るところから連絡がありまして、力を貸すから、北海道が独立した後に、北海道の半分を寄越せと言ってきているんです。武力行使も辞さないと」

馬耳島「またまたあいつらか。噂には聞いていたがな。まあ適当に力だけ貸してもらって、独立したら知らんぷりでいいだろう」

秘書官「でも、武力行使が本当なら。」

馬耳島「そん時は、中国でも、アメリカでも、そこいらの国に泣きつけばいいだろう。何なら、わしが話を通してやるよ、わしは、どちらにも顔が効くからな。」

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