引越し 2020年からの詩
雨はふるし。
梅雨の季節。雨は降るし、蒸し暑いし。
奥さんと息子は昼寝。
僕と娘は並んでユーチューブを見ている。
小さい人がそこに立っていました。なんだろうと思ったら、それが旦那でした。なーんだと思いました。やっぱりなと思いました。やればできるじゃんと思いました。
小さい人が言いました。飯、まだー?
私は、小さい人が、飯まだーといったと思いました。
小さい人は、旦那でした。子供と思っていた小さい人は、小人でした。昔、これが恋人だったんだっけ?私は思いました。
思わずくすっと笑いました。小さい人も、つられてくすっと笑いました。
何もわかってないくせに、私は思いました。
そして目が覚めました。
どうにでも、なってほしいって思う。私には子供がいるの。私達には子供がいるの。あなたがやったことは許せない。私は、必死だったの。あなたがどんな言い訳をしても、私はあなたを信じないと思う。あなたにはわからないでしょ。母親になることがどんなに大変かなんて。
いつもカッコをつけて、いい子ぶって、ワガママばかりのあなたは、所詮、子供なのよ。わかるわ。生きるためには、一緒にいないといけないことぐらい。我慢して許して。でもね。そうじゃないの。だって人だもの。嫌なことだっていっぱいあるし、辛いことだらけで。
そういうものよ。本当の人生なんて。あなたは自分のことはやっているっていうでしょ。でも自分のこと以上にやらないといけないの。子供を育てることって。
わかって欲しいとは、もう思わないけど、邪魔はしないで。
もう私達は、昔とは違うのかもしれない。私にはあなたを繋ぎ止めるなにかを持っていないし、きっと持っていたとしても、使いたいと思うかどうか。
ただの同居人?それなら、それで自分のことはやっての欲しい。家の仕事は私だけ?遊びたいのは、あなただけじゃないと思うんですけど。
冗談じゃないって、たくさん言って、全てを投げたまして、洗濯物を投げつけて、あなたに、あなたの向こうにいる誰かさんに。
いい事だけしてるんじゃないわよ。私の人生は、私のために使いたいの。あなたもそうでしょ。って言うか、そうしているんでしょ。
私はわたしで生きるの。私はわたしの足で歩くの。帰る家は同じかもしれないけど、少しずつあなたの居場所はなくなるわ。私の心の中と同じみたいに。
すれ違いなんて嘘。あなたがそうしたいからそうしたことで、きっと私じゃなくてもそうしてたと思う。離婚は私の結果ではなくてあなたの結果だし、原因もあなたが原因なの。
今の人も頼りないし、いろいろと不満もある。でも、私ばかりじゃないの。私が求めすぎてるかもしれないけど、それでも、今の人を信じているところもある。弱さは、強さに変わる伸びしろなの。原因は、悪い結果ばかりじゃなくて、良い結果につながるモチベーションでもあると思う。私が原因となるのなら、よい結果の理由となろう。
それ自体も結果。因果倶時。結果は原因であり、また原因は、結果なのだから。
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