引越し 2021年からの詩

荒れ狂うものは、ひとりで雨の中をはしゃぐ。 
グシャグシャな靴、ぐしょぐしょの靴下。 

べっとりとくっつく髪のけ。 
ハゲ散らかした頭を振り回しながら、荒れ狂って踊る。 

陶酔するところをみて、人は笑い、蔑み、つばを吐く。 

それでもいいのだ。それでいいのだ。 


荒れ狂うおとこは、すでに狂っているのだから。

クソから生まれた蛆虫が 
嘘から産まれる真実と宣う 
鼻くそ野郎の言う話につきあえるか 
一張羅のツッコミのつもりか 

ただ気持ち悪いだけがお前のツッコミ 
脳の中には、出来の悪い虫だけがお前の売り込み 

理解不能を自慢気に語る 無知の知だと粋がる前に 
ムチムチのその胴体をなんとかしろ 

どうせモテないチンケな野郎が 
人のコメントに意味不明なツッコミを書いているだけ

つづら折りというのがありまして、クネクネしながら山道を降りてきます。 
何だかうまく行かないなーという日には、人生のつづら折りで、クネクネしながら下っていくのかもしれません。 
良くないことが少しづつありつつの、道はどこかに向かっていく。 
まあ登ることもあれば、ときに一休みも人生です。 
クネクネクネクネ一休み クネクネクネクネひと頑張りで。 
明日は良いことがありますように。

あなたを待っていた人がいます。 

あなたのことを覚えてくれている人がいます。 

それがあなたの生きた証。 

あなたが覚えているあの人の記憶は、あの人が生きた日々の記録。 

あなたを待ってる人がいます。 

それは、未来を生きる証。 

僕が初めて元奥さんに送ったラブレターには、大恋愛しましょうと書きました。 
そして、年を取ってから、手を繋いで、歩きましょうと書きました。 
大恋愛出来たかどうかは不明ですが、きっと時間や距離や場所ではなく、深さによって測るものだと思います。 
もっと言えば、相手がどうかよりも自分がどうかで決まる。 
アイドルを必死に追いかけるファンは、ある意味では大恋愛をしていると言えるかも知れません。

愛するあなたに、私はいつ感謝を伝えればいいのでしょうか。あまりに近くにいて、言葉で伝えることが何だかおかしなことと思ったりしています。だから何かを送ろうかなと思いながら、結局、母の日が終わり、また一年待ちになります。 
いつもありがもう。もう一度強くハグをして、耳元でいつも愛しているよと次の母の日には伝えたいと思います。

家のドアの前に立ち、そして鍵を開ける。 
そして家に着いたことに気がつく。靴を脱いで、家に上がると、そのまま冷蔵庫に向かい、ビールを取り出した。 

カバンを置いて、間を開けた一口、口をつける。カバンを置き、服を脱ぎ捨て、ビールの続きを煽る。 

そして、一日が終わったことに気がつく。 
首が痛い、肩も凝っているし、背中も張っている。 

お風呂に入るかどうかを考えながら、携帯を開くと、誰かからのメッセージが入っている。 

フーッため息が出る。 

何だか私、走り続けているみたい。誰かの期待のために、誰かが困らないために。 

これが私の仕事なんだと思いながらも、私の望んだ仕事なのかと思う。 

またビールに口をつける。そして、一気に飲む。喉を通るビールの泡が、ずっと留まった何かを体の中に押し流す。 

そのうち眠くなり、そして、気づけば朝になる。 

携帯のメッセージに返信をする。 

まあ日の繰り返しの中で、私は、彼方に押し流される。その時、私は今の私のままなのか。失われていく何かも、それを補おうとする何かと、結局は、同じ時間軸の中で、カチカチと形を変える。子供が作る完成の形のみえないレゴブロックのように。

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