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「あの時、インタビューされたから」

大学時代に取り組んでいたラジオ番組制作で忘れられないことがある。

「チャレンジ」をコンセプトに現在も後輩にバトンが繋がって放送が続いているFM西東京『ミッドナイトスクール』2期生へろとして、30分番組を大学1年冬頃~大学3年冬頃まで制作活動をしていました。

とある企画で番組の周知も兼ねて街頭インタビューにチャレンジしていこうとメンバー数人と一緒に渋谷で街頭インタビュー。

そこはやっぱりシビアで、話しかけても見向きもされないパターン、少しだけ話は聞いてくれるものの断られるパターンなど色々あった。そんな時に、渋谷駅前で戸惑いながらもインタビューに答えてくれた高校1年生が。

収録していた質問は「あなたのチャレンジしたいことは?」

彼女は「入りたい部活があるけど、入る勇気が持ててない。部活に入ります!」といった内容を答えてくれました。

すると後日、番組宛にメッセージが。

「部室に入る時、不安で仕方が無かったのですが、ラジオのインタビューで言ったのだから頑張らなきゃと部活に入りました!みなさんのおかげで一歩踏み出せました。ありがとうございました!ラジオ頑張ってください」

その人にとって、ラジオとインタビューで言葉にしたことで力になれたことが本当に嬉しく、みんなで感激したことを覚えています。私たちもラジオで背中を押されたことがあるように、誰かの背中を少しでも押すことが出来た。こうしたことはラジオというメディアを通して伝えられるんだと、当時は大学3年生の冬で、まだ漠然としていた「ラジオに関わる仕事をしたい」という想いが、より強くなった私にとっても、きっかけになりました。

あれから5年が経ち、彼女は21歳ぐらいになり、私は27歳になっている訳ですが同様にインタビューに答えて下さったみなさんや当時のMNSの活動を知ったり、聴いてくれていた方も5年が経っている訳で、みなさんの記憶に少しでも残っていたら嬉しいし幸せだなと思います。

またそうしたラジオに触れるきっかけ、その人にとって力になれる番組や心動かされる何かを生み出していきたいです。

サポートしていただき、ありがとうございます。 物凄くドキドキしてると思います。 AKB48劇場の入場順ビンゴ抽選の「本日の一巡目~」というスタッフさんの声を聞いた時くらいドキドキしてます。