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夏の夢、あなたの夢。

今年も夏の高校野球が始まります!
岩手県営野球場は今年でラスト開催。歴史感じる雰囲気が大好きです。
僕も高校3年生、最後の夏は県営野球場でした。
夏の大会が行われる4ヶ月前には東日本大震災があった年で、高校生ながらも色んな思いが交錯していると感じる中での第93回大会でした。
1塁側で延長12回を戦った光景は忘れられない夏になっています。

振り返ってみると入学早々に膝の怪我をして始まった高校野球には悔しい思い出ばかりで、もっと出来ることあったなとか、過ごし方もあったなとか、今でも夢に見ることがあるほど色々浮かんでくるけれど高校野球では「辛かったり悔しい想いを力に変えて頑張ることの大切さ」を学んだ時間だったんだなと思えるようになりました。

高校を卒業して大学、社会人と同様に悔しい事があったり、動かなかったら後悔するかもなって時は、片隅に高校時代の後悔があったから動けたのかなと思います。そう思うことで折り合いをつけたいのかもしれないけど…笑

地元岩手へ戻ってきて、高校野球取材に力を入れている放送局ということもあり、入社からありがたいことに高校野球担当となり、各校へ取材インタビュー、夏の大会では中継という形で、これまで毎年高校野球に取材して伝えるという立場から高校生のみなさんを応援して携わることが出来ています。

これは高校生の頃に「辞めようかな」とよぎったり、周りから「怪我して出来ないならもう辞めたら?」とか言われたりしながらも、結局は野球が大好きで高校野球を最後まで続けたからこそ出来た縁で、ある種のご褒美を貰えているのだと思っています。今でもこうして岩手の高校野球に携わることが出来ている人は数多くはなくて。
母校の野球部へ取材に伺った時は、当時の自分と繋がったような気持ちで、とても感慨深いものがありました。

毎年心掛けている事は、チーム全員の頑張りを伝えること。試合に出る出ない、ベンチに入る入らないは全く関係なくて、チームのために何が出来るかということを考えて動ける時間は、その時にしか出来ないものばかり。夏が終わる瞬間まで出来ることを見つけてやり切って欲しいなと思います!

高校野球取材5回目の夏となった今年、中学3年生の頃にインタビューした時に「高校でも野球を頑張りたいです!」と話してくれた子が、キャプテンとして最後の夏を迎える子も何人かいて……。勝手に親?中学校の先生?みたいな気持ちになったり……これが大人になるということなのか笑

今回、取材では行けなかった高校のキャプテン(同じ町出身)が「中学生の頃にも野球頑張ってねって、へろさんにインタビューして貰ったんです」と、僕のことを話してくれていたと聞いて、こうして会って話せるのは数回かもしれないけれど、その子にとって「ラジオに出たな」って思い出として今も覚えてくれていることが何よりも嬉しくて本当に幸せなことだなと感じました。

この夏も全力応援で伝えます!
今年の夏も忘れられない夏になりますように!!!

サポートしていただき、ありがとうございます。 物凄くドキドキしてると思います。 AKB48劇場の入場順ビンゴ抽選の「本日の一巡目~」というスタッフさんの声を聞いた時くらいドキドキしてます。